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佐伯泰英 |
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新酒番船 |
灘五郷で酒造りをする蔵人見習の海次は、丹波杜氏の次男だった。子どもの時から山に入り杣人暮らしを繰り返し、冬場は杜氏の父親と五代目を継ぐ兄とともに灘で酒造りをしていた。大坂で作られた酒を江戸まで運ぶ新酒番船は、一番に到着すると一年間l下り酒が高値で扱われた。酒造りよりも船で酒を運ぶ仕事を望んだ海次はこっそり船に忍び込み、江戸まで酒を運ぶ水夫見習として働くことになった (2020.9.21) 光文社 2020年6月 726円 |