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新着情報...池波正太郎(男振:読了)
冗談じゃねぇや
門田泰明著
徳間文庫 2010年11月 724円
江戸時代、浮世絵師の宗次はあばら屋で暮らす町人だった。しかし、剣の腕は立つし、度胸もある。誰もがその出自を武士だったのではないかと疑っていた。宗次の出自を知っているのは、夢座敷の女将、幸のみだった。寺の境内を借りて宗次の襖絵の即売会が開かれた。売り上げはすべて寺に寄付され、地域の貧しい人たちを支える資金として使われる。多くの絵を一度に買い上げた商家があったので礼を届けに行った宗次は、いくつかの商家で同時に多くの小判が消えていたことを知る。にもかかわらず、どの商家もそれを奉行所に届けようとはしなかった。謎は深まるばかりで、宗次の探索が始まった。 (2018.12.6)
夏の雪
新・酔いどれ小籐次12
佐伯泰英著
文春文庫2018年8月740円
徳川将軍に拝謁した小籐次親子。小籐次は将軍の前で大酒のみっぷりを披露した。剣術の腕前をお庭番と競わせられることを避けるための判断だった。その結果、望外川荘には各大名らから多くの四斗樽が届けられた。小籐次は届けられた四斗樽を酒問屋に売り払い、大川の花火大会へ役立てることを考えた。 (2018.9/1.29)
男振
池波正太郎著
新潮文庫 1978年11月 710円
私は池波正太郎さんの小説が好きだ。 そのほとんどを一読はしている。 それなのに、こんなに胸を打つ話をまだ目にしていなかったことを後悔した。 こんな男になりたいと、芯から思った話だ。あとがきで著者自身が、実話に基づく告白をしているので、江戸の昔にはいい男がいたのだと実感した。 越後柴山藩の家臣の長男、堀源太郎が主人公。江戸藩邸で若君の学友として過ごす。ある時、若君と相撲をして自らの奇病を嘲笑した若君を感情に任せて打ちのめした場面から話は始まる。本来なら、死罪は逃れられないのに、なぜか命は救われてしまう。 武家という狭い融通のきかない世界で源太郎を巡って、多くの殺し合いが繰り返され、源太郎が尊敬していた家臣も惨殺されてしまう。自らの出自に関わる不思議な因果を源太郎が、いかに乗り越え、受け止め、創造していくかを池波正太郎さんは丁寧に綴った。 (2019.1.12)