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新着情報...池井戸潤(ロスジェネの逆襲:読了)
鉄の骨
池井戸潤著
文春文庫 2011年11月 870円
一松組は中堅の建設会社だ。これまでは大手ゼネコンの談合に付き合いながら公共工事を受注してきた。しかし、脱談合を標榜しながら実際には調整という名で談合は繰り返されていた。その体質のままでは中堅の一松組はいつまで経っても利益を向上させることはできなかった。現場で監督をする若手の平太は、所長の永山から本社への異動を告げられる。業務課。通称、談合課とも呼ばれるセクションに異動した平太は東京都の新しい地下鉄工事の入札を担当することになった。大手ゼネコンは今回も調整を打診してきた。しかし、今回は常務の尾形が一社単独で公正に受注しに行くと宣言した。調整の神様とも呼ばれる三橋から、瀬戸内海の橋梁建設の話を持ち込まれた。いったんは単独受注に向かうと宣言した尾形だったが、三橋の話を受け入れることにした。平太ら業務課の面々は、何のために単独受注へ向けて準備してきたのかわからなくなり混乱する。 (2019.7.8)
いざ帰りなん
新・古着屋総兵衛17
佐伯泰英著
新潮文庫 2018年12月 670円
東南アジアで交易をしていた第二次船団がいよいよ日本へ向けて帰路に着く。大型帆船カイト号は、船団のメンバーが残って第三次船団が到着するまでに完成を目指すことになった。江戸では総兵衛が京都へ桜子とともに出かけた。第二次交易の出資元、茶屋家へ挨拶に行き、そこで二人の仮祝言が営まれた。 (2019.2.19)
男振
池波正太郎著
新潮文庫 1978年11月 710円
私は池波正太郎さんの小説が好きだ。 そのほとんどを一読はしている。 それなのに、こんなに胸を打つ話をまだ目にしていなかったことを後悔した。 こんな男になりたいと、芯から思った話だ。あとがきで著者自身が、実話に基づく告白をしているので、江戸の昔にはいい男がいたのだと実感した。 越後柴山藩の家臣の長男、堀源太郎が主人公。江戸藩邸で若君の学友として過ごす。ある時、若君と相撲をして自らの奇病を嘲笑した若君を感情に任せて打ちのめした場面から話は始まる。本来なら、死罪は逃れられないのに、なぜか命は救われてしまう。 武家という狭い融通のきかない世界で源太郎を巡って、多くの殺し合いが繰り返され、源太郎が尊敬していた家臣も惨殺されてしまう。自らの出自に関わる不思議な因果を源太郎が、いかに乗り越え、受け止め、創造していくかを池波正太郎さんは丁寧に綴った。 (2019.1.12)