アクセスカウンター

 

最新の読了

 

鉞ばばあと孫娘貸金始末1

 

千野隆司

 

集英社文庫60020234

 

神田松枝町に住むお鈴は祖母のお絹と暮らしていた。父母は9年前の火事で亡くなった。当時7才だったお鈴はお絹に引き取られた。お絹は鉞を手に返金を渋る客に凄む金貸しだった。相手の素性を確かめて貸すので返金できないような事態には陥らないようにしていた。「あんた食べさせてやってんだからね」が口癖のお絹と暮らすお鈴は1日も早く独立するだけの力をつけたかった。しかし、生きていくのも困難な状況でお絹に助けられたお鈴には一人前になるだけの技術も蓄えも身につくはずがなかった。そんなお鈴はただ一つ現金を手にできる内職が看板書きだった。いつも仕事があるわけではないが、注文を少しずつもらえるようになったお鈴はいずれ看板書きの仕事でお絹から自立できればと夢見ている。お絹には倉蔵という弟がいた。お鈴は幼い時から倉蔵に優しく育てられた。だから今でも倉蔵のことを「おじいちゃん」と呼ぶ。倉蔵は十手を預かる岡っ引きだった。妻のおトヨと田楽屋うさぎ屋を営んでいた。事件が起こると捜査にかかるがそれ以外の時はおトヨと夫婦仲良く働いていた。お鈴は昌平橋近くで豆次郎を見つけた。幼馴染だった。9年前の火事で豆次郎も両親を亡くした。子どものいない甚五郎とお玉夫婦に貰われて錠前職の後継として仕事を叩き込まれていた(2024.3.2)

 

作家別書籍紹介


読書履歴(携帯対応)


サイトのトップページ


読書履歴(エクセル)