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新海 誠
makoto shinkai

すずめの戸締り

東日本大震災で母とはぐれ、九州で叔母の環に育てられ高校に通う鈴芽。ある日、廃墟を探す草太に出会う。バブル期に多くの客を集めた複合施設はお湯が枯れ、金が枯れ、すっかり廃墟になっていた。高校に向かう途中、草太のことが気になって廃墟に向かう鈴芽。そこで古い扉を見つける。扉の近くにあった石像を持ち上げると一瞬にしてそれは小さな動物に変身した。驚いた鈴芽はその場を離れ遅刻して登校する。窓の外に廃墟のある方角から煙が上がっていることに気づく。しかし、友人たちにはそれが見えていない。やがて大きな地震が襲ってきた。廃墟に何かがあると感じた鈴芽は高校を飛び出す。そこには扉を必死に抑える草太の姿があった

(2023.1.1)角川文庫68020228


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