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岡本さとる |
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取次屋栄三8 海より深し |
ただ今読書準備中(2024.11.21)800円祥伝社文庫2024年11月 |
取次屋栄三7 浮かぶ瀬 |
ただ今読書準備中(2024.11.21)680円祥伝社文庫2024年9月 |
取次屋栄三6 妻恋日記 |
15坪ほどの小さな道場に勇ましい掛け声が響いている。真剣な眼差しで木太刀を振っているのは、襷、鉢巻き姿が勇ましい武家の女ばかりだ。本所石原町北にある旗本3000石、永井勘解由邸の奥向きに設えた武芸場だった。永井勘解由が奥向きの女たちもいざという時のために日ごろから武芸に親しむことが肝要ではないかと新たに造らせたのだ。この日の朝が稽古初め。月に2度、武芸の指南を託されたのは秋月栄三郎だった。栄三郎の気楽流は長刀、小太刀、鉄扇、棒など多岐にわたる武芸を含んでいるので奥向きに使える女たちには実践向きの武術と言えた。永井家用人、深尾又五郎、永井家剣術指南にして剣友の松田新兵衛らの尽力により実現した。栄三郎は門人が女ばかりなので気恥ずかしく、緊張することしかりだ (2024.10.8)740円祥伝社文庫2024年7月 |
八丁堀強妻物語5 押しかけ夫婦 |
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取次屋栄三5 茶漬け一膳 |
(2024.6.26)760円祥伝社文庫2024年5月 |
居酒屋お夏 春夏秋冬3 豆腐尽くし |
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居酒屋お夏 春夏秋冬2 雪見酒 |
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居酒屋お夏 春夏秋冬1 山くじら |
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居酒屋お夏10 祝い酒 |
千住の市蔵を追い詰めたお夏らはあと一歩のところで反撃を受け、手傷を負った。そこに南町奉行所の同心、濱名茂十郎率いる捕り方が押し寄せ、市蔵一味を壊滅させるはずだった。しかし、市蔵たちは巧みに姿を消して逃亡した。南町奉行和泉守は市蔵一家を取り逃した茂十郎を責めて他のものを探索に当てた。居酒屋の者たちは奉行の怒りを知り、茂十郎を心配した。しかし、それは奉行が他の与力や同心の目を欺くための措置だった。謹慎を命じられた茂十郎は逆に自分の勝手で動き回る自由を得たのだ。手数が必要なときに奉行所の人数を使うわけにはいかなかった。そのため自分の岡っ引き、市蔵一家から引き抜いた伊佐次、惣蔵らを探索の仲間にした。お夏はその後の千住が気になり、単独で千住を訪ねた。相模屋にいた頃に女中をしていたおりんが切り盛りする宿屋を中心に千住の町を探索した。市蔵らの影は消えていたが、他の悪党たちが台頭しつつあった。その中に仲間割れをして子どもが殺されそうになった現場に居合わせてしまった。知らぬふりができなかったお夏は、子ども、福太郎を助け、悪人の息の根を止めた。江戸市中に潜む市蔵の耳に、その事件が伝わる。自分たちが襲われた時にもどこかで見たような女がいたことを覚えていた。どこの誰だか思い出すうちに、かつて無礼討ちにした女、お豊の娘だったことを思い出したのだ(2024.6.16)600円幻冬舎文庫2019年12月 |
居酒屋お夏9 男の料理 |
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居酒屋お夏8 兄弟飯 |
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居酒屋お夏7 朝の蜆 |
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居酒屋お夏6 きつねの嫁 |
口入屋の龍五郎。広尾に用事があって居酒屋に顔を出さない日が続いていた。口入屋の番頭の政吉はお夏たちに広尾に出かけた親分は、そのまま梅干し婆のところに立ち寄っていると教えた。婆さんの名前はお竹。麻布の本村町外れの百姓家に孫娘と二人で住んでいた。笠縫いをしながら、近くの百姓仕事を手伝っていた。一年ほど前に仕事で麻布に出かけた龍五郎、畦道で足をくじいてうずくまっていたお竹を見かけて家まで負ぶって連れて行った。その時にお竹は自慢の梅干しで龍五郎をもてなした。毒毒しくなく、ほどよい赤味、皮の硬さも酸味も絶妙の味わいが龍五郎の舌を刺激した。もともと梅干しが好きだった龍五郎は思わず梅干しを口にしてうなった。その喜びようにお竹は小壺にいっぱいの梅干しを持たせてくれた。次に麻布に出かけた時は目黒の飴を土産に持って行った。何度となく交流が繰り返され、梅干しで酒を飲み、そのまま泊まって帰るようになった。その日も麻布に用事があった帰りにお竹の家を訪ねた。お竹はいつもに増して龍五郎を歓待した。梅干しだけでなく、その日は孫娘のお松がこしらえた枝豆と冷やし豆腐、泥鰌鍋もいただいた。お松は早くに両親を病で亡くした。お竹の夫は倅が十歳の時に病没。倅を腕のいい傘縫いに育て上げ所帯を持たせたら、お松を残してわずか5年で病没した。幼い時からお松を大事に育ててきたお竹は自分にもしものことがあった時、お松を託せる相手を探していた (2024.6.6)600円幻冬舎文庫2017年1月 |
居酒屋お夏5 縁むすび |
(2024.6.5)600円幻冬舎文庫2016年6月 |
居酒屋お夏4 大根足 |
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取次屋栄三4 千の倉より |
(2024.5.8)740円祥伝社文庫2024年3月 |
取次屋栄三3 若の恋 |
(2024.5.7)619円祥伝社文庫2011年4月 |
取次屋栄三2 がんこ煙管 |
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居酒屋お夏 春夏秋冬7 明日の夕餉 |
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居酒屋お夏 春夏秋冬6 根深汁 |
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居酒屋お夏 春夏秋冬5 鯰の夫婦 |
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居酒屋お夏 春夏秋冬4 鰻と甘酒 |
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居酒屋お夏3 つまみぐい |
お夏は長兵衛とお豊の娘だ。長兵衛は酒屋を営みながら、世の中のためにならない悪を退治する男伊達を生業としていた。不遇な育ちで行き場を失くした連中を雇い入れ、武芸を仕込み、生業を確固たるものにした。使いに出たお豊が帰り道に返り討ちで殺された。勘定奉行のどら息子が遊びの帰りに町人の母子を痛めつけていた。それを許せず仲立ちに入ってどら息子の付け人たちに斬られた。即死だった。長兵衛は公儀には従順を装い、身内には仇討ちを誓った。一人仕事でどら息子を葬った。しかし、取り巻きの付け人たちは勘定奉行の父親が屋敷から放逐したので探し回るうちに長兵衛が亡くなった。それから20年を経て、髪結いの鶴吉が付け人の一人、奴の才次を見つけた。大きな船宿の主に収まっていた才次。お夏とかつての奉公人の清次、鶴吉は仇討ちの計画を練って背景を探った。すると千住の市蔵の命を受けて才次が暗躍をしていることにたどり着いた。お夏たちは川船で才次を襲撃して、お豊の仇討ちを果たした。その晩、お豊の好物だった玉子焼きをお夏は仲間にふるまった(2024.4.12)600円幻冬舎文庫2015年6月 |
居酒屋お夏2 春呼ぶどんぶり |
(2024.4.8)650円幻冬舎文庫2015年1月 |
居酒屋お夏 |
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取次屋栄三 |
(2024.2.14)760円祥伝社2023年9月新装版 |
八丁堀恐妻物語 (4)恋女房 |
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八丁堀恐妻物語 (3)隠密夫婦 |
(2023.7.1)670円小学館文庫2023年4月 |
八丁堀恐妻物語 (2)銀の玉簪 |
(2023.5.20)680円小学館文庫2022年10月 |
八丁堀恐妻物語 |
(2023.6.28)660円小学館文庫2022年2月 |