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南杏子
kyoko minami

いのちの停車場

東京の大学病院で救急医療センター副所長だった白石はある事故がきっかけで退職して郷里の金沢へ戻った。そこで幼馴染が開業していたまほろば診療所に勤務した。そこは在宅医療を専門にするクリニックだった。これまでけがや病気を治すことが医師の使命だと信じてきた白石は、病院での治療をあきらめ在宅での緩和医療を選択する家族や患者と向き合っていく。同時に高齢の父がけがをして入院。次々と病が父を襲い、家に戻りたいという願いを受け止めた

 (2021.6.8)幻冬舎文庫20214 710


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