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ほぼ毎日更新の雑感「ウエイ」
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黒川博行
hiroyuki kurokawa

暗礁・下
読了 (2019.11.20) 幻冬舎文庫 2007年10月 648円

暗礁・上
全国的に展開する宅配業者が奈良で警察に便宜をはかりながら、トラックターミナルへの右折禁止解除を求めていた。警察から多くの人材を会社へ迎え入れていた業者は、暴力団対策費を含めて多くの資金を投入していた。経営コンサルタントの二宮は疫病神の桑原に賭けマージャンの代打ちをさせられたことから、奈良警察からめをつけられることになった。 (2019.10.31) 幻冬舎文庫 2007年10月 600円

国境・下
架空の投資話で多額の金を集めた趙が北朝鮮へ逃げた。二蝶会の若頭から趙の追い込みを命令された桑原は二宮を連れて北朝鮮へ潜入した。最初の潜入では趙に気づかれて逃げられてしまった。二度目の渡航は中国側の国境から中国人の荷役に変装しての潜入だった。そこで趙を見つけた二人は、趙自身も金主に頼まれた石井という投資話を計画をした男に金のほとんどを奪われていたことを知る。傷を負い、別れ別れになった二宮は瀕死の状態で国境を越えて日本に帰還した。 (2018.10.21) 文春文庫 2014年12月 650円

国境・上
読書済み (2018.10.21) 文春文庫 2014年12月 680円

繚乱
元大阪府警刑事の堀内と伊達は、不祥事が原因で早期退職していた。大阪で競売屋の調査員をしていた伊達が東京に出張に行った。かつていっしょに事件捜査にあたった堀内と久しぶりに合流し意気投合。無色の堀内は伊達の仕事を手伝うかたちで大阪に戻る。経営が傾いたパチンコ店をめぐる競売調査をしていた伊達は、複雑にからむ債券構造の向こうに悪のにおいを嗅ぎつけた。 (2018.8.21) 文春文庫 2014年12月 680円

疫病神2・螻蛄
信者500万人を擁する伝法宗慧教寺。その宝と呼ばれる「懐海聖人絵伝」をめぐって、内部で対立が起こっていた。その小切手が流れに流れて二蝶会の桑原の手に入った。たまたま慧教寺の檀家だった経営コンサルタントの二宮はまたも桑原の魔の手かが逃れられない企てに巻き込まれていく。 (2017.8.25) 新潮文庫 2012年2月 940円

疫病神1
二宮は産業廃棄物の建設業者から地権者らの同意書作成という仕事を請け負う。順調に進んでいた計画が急に頓挫した背景を探るうちに、大手土建会社が暴力団を使って妨害工作をしていたことを突き止める。二宮の仕事をさばいている二蝶会の桑原が二宮とともに、建設妨害の真相に迫っていく。 (2017.11.4) 新潮文庫 2000年2月 710円

てとろどときしん
(大阪府警・捜査一課事件報告書)
大阪府警捜査一課。殺人事件を担当する二人の刑事は、たまたま裏付け捜査ついでに昼飯を食べようと目指したフグ料理屋が閉店していて肩を落とす。近所の人に聞くと数年前に中毒事故を起こして、補償などで閉店したという。刑事は料理屋後に入った洋食屋で、以前フグ料理屋で仲居をしていた女性が経営者になっていることを知った。当時のフグ料理屋が入居していたビルは地上げ対象。フグ料理屋も大家から立ち退きを迫られていた。中毒に見せかけた殺人事件の可能性を感じた二人の刑事は、ひそかに捜査を開始した。 (2017.9.9) 角川文庫 2014年9月 560円

破門
映画への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原は、堅気なのに舎弟のように使っている二宮とともに詐欺師の小清水を追う。その過程で同じヤクザ同士の争いに巻き込まれる。組を破門される可能性を覚悟して、あくまでも小清水を追っていく。 (2017.6.10) 角川文庫 2016年11月 920円