アクセスカウンター

 

関連するリンクページ

書籍紹介トップページ
サイトのトップページ

ほぼ毎日更新の雑感「ウエイ」

 

門田泰明
yasuaki kadota

日暮れ坂右肘斬し

竜之助は江戸でも有名な武術道場の師範だった。ある日、長く病を患っていた無二の友が回復したので祝いに行った。その翌日に、友夫婦が何者かに襲われたことを知った。友は殺され、友の妻は重傷を負った。犯人を探して仇を討つことを決意したが、なかなか犯人につながる手がかりが見つからなかった。竜之助は若い頃に相思相愛だった女性と別れて以来、独り身を通していた。武家の定めで他家に嫁いだ彼女の子どもが武芸大会で相手の卑怯なやり方により絶命した。そのことを知った竜之助は相手の行動を調べて、それがかつての友を殺した犯人の息子だったことを知った。日暮坂道場の老いた師範は、仇を討つために若い剣豪に挑んだ(2023.10.24)徳間文庫85020236


冗談じゃねぇや

江戸時代、浮世絵師の宗次はあばら屋で暮らす町人だった。しかし、剣の腕は立つし、度胸もある。誰もがその出自を武士だったのではないかと疑っていた。宗次の出自を知っているのは、夢座敷の女将、幸のみだった。寺の境内を借りて宗次の襖絵の即売会が開かれた。売り上げはすべて寺に寄付され、地域の貧しい人たちを支える資金として使われる。多くの絵を一度に買い上げた商家があったので礼を届けに行った宗次は、いくつかの商家で同時に多くの小判が消えていたことを知る。にもかかわらず、どの商家もそれを奉行所に届けようとはしなかった。謎は深まるばかりで、宗次の探索が始まった。 (2018.12.6) 徳間文庫 201011 724


アクセスカウンター