8019.8/14/2019
あと…18日
[開店準備]
什器や容器をスポンジで洗う作業をしていると
「あれがない」
「これがない」に気づく。
13日は午前中、洗い物と店の掃除、ステンレスに貼ったままだった傷つき防止のためのシールはがし、納品の受け入れをした。
シールをはがした跡に糊が残ってしまい、これをあの手この手で除去するのに汗まみれになりながら1時間以上は格闘した。
13日の納品は冷凍無頭のブラックタイガーと常温保存できる豆腐。
常温保存できる豆腐は森永が作っている。もちろん冷蔵庫に入れた。
エビは地元のものを使いたいのだが、なかなか仕入れ先が見つからないので、とりあえずの食材確保として注文しておいた。
お昼にまた電話が鳴った。
東京電力からだった。
お店の電気容量を上げ、新しい動力も導入したので、調査員が分電盤の確認に行きたいとのことだった。
私はお盆関係なく準備をしているので
「いつでもどうぞ」
と言ったら、調査員の方々もお盆休みらしくずいぶん先に来られることになった。
汗びっしょりの服を洗濯しながらシャワーを浴びた。
昼飯もとらないで、リストアップしておいた「あれもない、これもない」を購入しに、近くのホームセンターへ。
ホームセンターは多くのものがそろうから便利だが、とても広くて目当てのものがどこにあるか分からないことが多い。
大きなカートを動かしながら、万歩計で歩数を稼ぐ。
結局2時間ぐらい買い物をした。
・主に清掃関係
掃除機
ノズル
クリーナー紙
リンレイ床掃除器具
リンレイクリーナー
リンレイワックス
バケツ
ビオレ
トイレマジックリン
トイレ洗浄剤
トイレクイックル×2
・調理関係
コーヒーポット×4
ジッパー付き保存容器×2
ボトルブラシ
ビッグラップ
アルミホイル×2
Sカン×3
200ccレードル
チャッカマン
菜箸
栓抜き
一斗缶切り
バット×3
バット×2
カンロ杓子大
カンロ杓子中
カンロ杓子小
・事務用品
A6カードケース×3
B7カードケース
厚いコピー紙
・店内表示
出入り口表示
トイレ表示
禁煙表示
PRIVATE表示
ホワイトボード
・何かと便利だろう
置時計
ティッシュ
輪ゴム
レジの方がバーコードを読み取る端から受け取ってどんどん袋詰めをした。
そうすれば長く滞在して次のお客さんに迷惑をかけることはない。
自宅に持ち帰り、それぞれを梱包している包装を解いた。
ぷらゴミ、段ボール、ボール紙、再生紙に分けて袋詰めしたり、ひもでくくったりした。これらをまめにやっておくと、ゴミ出しの朝に焦ることがない。
気づいたら、高校野球は第4試合が佳境になっていた。
昼飯を食べずに夕方になってしまった。
===2019年8月14日===
息子夫婦が持ってきてくれた辛子蓮根と国産黒牛。美味かった!嬉しかった!
2019年8月11日。
8018.8/13/2019
あと…19日
[開店準備]
12日は朝から終日、洗い物の日だった。
あらかじめ購入していたり、頂いたりした什器やタッパー、調理器具。
梱包や包装は解いてあった。
しかし洗浄はしていなかった。
そこで大きなシンクに湯を張って粉せっけんを溶き、種類ごとに洗浄をした。
大きなジョッキ、瓶ビール用のタンブラー、日本酒用のおちょこグラスなどガラス製のものは洗浄後のふき取りも丁寧にしないと水垢が残ってしまう。
お茶碗、お椀などを種類ごとに洗浄する。
そのうちに、
「これは湯のみだったっけ?それともスープ用だったっけ?」
区別のつかない什器が出てきた。
そこで悩むと先に進まないので、あれこれ目途がついてから考えることにした。
浸け置きした什器や容器をスポンジで洗う。
水で洗浄する。
水切り桶に並べる。
乾いたタオルで拭く。
カウンターに大きくタオルを敷いて並べていく。
カウンターが什器や容器で一杯になったら、端から収納していく。
再び浸け置きした什器や容器をスポンジで洗う。
ひたすらこの繰り返し。
昼食をはさんでずっとこの立ち仕事をしていたら、夜中にふくらはぎがつって目が覚めた。
洗い物をしていたら開通したばかりの電話が鳴った。
「佐々木食堂様ですか?」
「はい」
「このたびはご開店おめでとうございます」
「あ、どうも」
ってか、なんで知ってんだ?
「私、食べログの〇〇と申します。この度、秋の鎌倉新規開店特集を組んでいまして、ご紹介するお店に声をかけさせて頂いています」
「はぁ」
「秋の鎌倉での新規開店はとても多くページの関係ですべてを掲載することはできないので、早めのご紹介をと思ってご連絡しました」
「それって、私が掲載を申し込むといくらかお金を払うってことですか?」
「はい、広告料ということで頂いております」
「そういうことでしたら、今のところは考えておりませんので、遠慮させて頂きます」
お盆期間中にもかかわらず、情報誌、情報サイトの営業の方々はこうやって一軒ずつ交渉をしているのだろう。
気の毒とは思ったが、お店が軌道にも何にも乗っていない段階で不特定多数に広告できる内容な何もないので仕方がない。
それにしても、開通したばかりの電話番号をどうやって調べてきたのか不思議だった。公式サイトを立ち上げたとはいえ、まだまだアクセスは知人レベルだろう。
営業の方のリサーチ能力に驚いた。
===2019年8月13日===
クマエビと韓国カボチャのアヒージョ。サイコロにカットしたトマトがオリーブオイルになじんで甘さを演出した。オムレツの練習で購入したオムパンがアヒージョ鍋に大変身。
2019年8月11日。
8017.8/12/2019
あと…20日
[開店準備]
11日は代引きでおもに調味料関係の仕入れがあった。
鷹の爪1s
想像していたよりも大きな袋に入っていて、しばらくは注文しなくて大丈夫そう。
片栗粉1s
上白糖1s
これらは日々のオペレーションでどんどん使ってしまうのだろう。
冷凍生麺200g×4×5パック
焼きそばで使う生麺はまだ仕入れ先が確定していないので、とりあえず冷凍保存可能なものがあったので仕入れた。
ポーションは100gにするので、40食分は確保できた。
キャノーラ油16.5s
いわゆる一斗缶に入って届いた。
重い、重すぎる。
ペンキ屋のバイトで使っていた一斗缶は、入り口にふたがついていたのだが、入り口にふたがなく、円形の枠しかなかった。マイナスドライバーかなんかで、物理的に穴を開ける仕組みなのだろうか。
ギャバンのホワイトペッパー420g
コショウの大きな缶が届いた。
鶏ガラパック
これを湯に溶くだけでスープが作れるという優れもの。
鶏ガラの仕入れが確定していなかったのでとりあえず注文した。
その後、大船の鶏肉専門店「鳥恵」で予約できたので、試しに使ってみよう。
お盆期間中だったので、配達がお盆明けになるかと思っていたが、宅配業者の方はお盆に関係なく運んでくださった。
===2019年8月12日===
2か月間、週末の試食会に付き合ってくれた息子夫婦へお礼を込めてランチを作った。「食べたい白身魚を買ってきて」と言ったら真鯛を連れてきた。氷お造りにして、伊豆から出てきていた妹が作った梅といっしょに食べられるようにした。
2019年8月11日。
8016.8/11/2019
あと…21日
[開店準備]
開店まで3週間も前にほぼ店舗工事が終わった。
ひとえに工事に関わった多くの職人さんたちのおかげだ。
10日はお盆に入り、多くの業者さんは職人さんたちにお盆休みを取らせている。
しかし、社長さんたちは休むことなく現場に顔を出す。
棟梁が来られて、お盆までに終わらなかった造作の今後の予定を教えてくれた。
メールや電話でも済むことなのだが、丁寧な仕事ぶりに頭が下がる。
これまでに去年から買いそろえた什器や調理器具を母屋とお店を何度も往復しながら運び入れた。
購入した時点で包装を解き、中性洗剤で洗っておいたものが多かったので、運び入れと同時に棚やテーブルに並べられた。
タッパーやボウルは水を張った大きなシンクに粉せっけんを溶いて浸し洗いをした。
BGMの有線放送を試した。
なぜか契約していないバンド帯まで聞き放題になっていた。
ラッキーと思いながら、ラジオも聴取できることを思い出した。
高校野球を聞きながら仕事をしようと思った。
ところがラジオのチャンネルに合わせようとしたら、デジタル表示が現れない。
お盆中なのに、USENの営業担当の方にメールをする。
「お盆前に契約された方の制限措置が終わっていないのだろうと思われます。ラジオは音楽放送に追加する措置が必要なので、お盆明けまでお待ちください」
すぐお返事を頂いた。
くつろいでいただろうに、申し訳なかった。
ローレンジを試した。
ローは物理的に低いところにコンロがあるレンジ。
縦長の寸胴鍋でスープを作るためのレンジなので、コンロが下についている。
設置の時の説明では圧電式(コックを回すと点火する)とのことだったが、コックを回しても点かない。
ガス臭くなるだけで点かない。
こちらもお盆中なのにホシザキの担当の方にメールをする。
「点火のための電池が入っていないかもしれないのでご確認ください」
これまたすぐお返事を頂いた。
しかし、床にはいつくばって探したが電池ボックスがない。
取扱説明書を開く。最初にこれをすればよかった。
コックの形状から、このローレンジは着火式(チャッカマンなどで種火に火を点ける)と判明した。
トイレの大清掃をした。
便器や内壁は新調したのでとてもきれいだった。
しかし窓や網戸、空調ファンは父が暮らしていた時のままだったので埃だらけになっていた。
全部外してシンクで洗って、強い日差しで乾燥させた。
準備をしていると道路をゆく近所の方が、ちらっちらっと店内を見ながら通りゆくことに気づいた。
どんなことを考えているのだろう。
===2019年8月11日===
これがスチームコンベクションオーブン。略してスチコン。一人で調理から品出し、お会計までする私の強力な相棒になる。料理手順を登録すれば、あとはスイッチ一つ。
2019年8月10日。
8015.8/10/2019
あと…22日
[工事完了へ]
9日は終日、多くの業者の方が来られた。
休憩時間に出す氷菓子も10個以上用意した。
大工さんはお店と母屋の境界部分に板塀を造作した。
蝋梅がお店側に枝を伸ばしていたので、それをカットして黒い板塀を設置した。
よく時代劇で見かけるような杉を黒く加工した板を並べて塀にした。
母屋と往来できるようにくぐり戸も設置してくださった。
お盆明けに道路とお店の境界にも同じような板塀を設置して大工さんの仕事は終わる。
水道屋さんがホール部分に小さな手洗いを設置した。
これは食品衛生法で定められているので営業許可に必要だ。
私が危うく自分で買ってしまいそうだったトイレットペーパーホルダーも設置された。
「タオル掛けを設けても使われないお客さんが多いですよ」
飲食店の工事を多く手掛けているのでそういう情報はありがたい。
「横に2つペーパーを並べてつけられるもので、その上に手拭き用のペーパーを置かれるものが一番出ています」
ぜひ、それにしてくださいと、すぐ決める。
電気屋さんが東電の検査員さんと新しい動力のチェック。
ダクトのスイッチを入れたら、深いうなり声が聞こえてくるようだった。
駐車場から私は車を他に移し、ホシザキさんが大きなトラックにたくさんの厨房機器を載せて来られた。
引っ越し作業みたいに4人も作業の方がいた。
9時過ぎから始まった搬入作業は午後3時半ごろに完了した。
機器の水平を計りながら脚の長さを調節していた。
シンク上に水切り棚をつけるときには実際に私がシンクに立って、どの高さなら腕に負担がこないか、また頭がぶつからないかを確認しながら設置した。
ガス屋さんが中華コンロとガス管を直結した。
元栓をどこにつけるかで相談を受け、作業しやすい位置に元栓がついた。
最後にコンロに火をつけるテストでは大火力の炎が上がって、ガス屋さんも驚いていた。
たった一日でこれだけ多くの作業が行われた。
途中、設計士の方が来られて残金の請求書を渡された。
基本設計業務と保健所との仲介業務をお願いしていたので、その両方が終わったことを意味する。今日の状態を見て許可が下りるかどうかをチェックしていた。
まだ残っている仕事
・看板の設置
・椅子の搬入
・道路との境界への板塀造作
・調理器具と壁との間のコーキング処理
・生ビールディスペンサーの設置
お盆明けにこれらが一気に進んだら、佐々木食堂は開店待ち状態になる。
よのなかがお盆休みのうちに、調理器具を試運転して、オペレーションを体に叩き込んでおこう。
===2019年8月10日===
お米屋さんから頂いた3種類のコシヒカリを使って炒飯を試食した。妻に協力してもらって食べた。会津産コシヒカリが一番炒飯に向いていると感じた。
2019年8月9日。
8014.8/9/2019
あと…23日
[工事完了へ]
5月後半の解体から工事が始まった。
あれから3ヶ月を経て、いよいよ工事の完了が見えてきた。
それはとりもなおさず、退職から1年と4ヶ月間、無給無職の生活を謳歌した「季節」の終わりを意味する。
8日は早朝からオーニング(日除け)設置工事から始まった。
大きなトラックに梱包されたオーニングが積まれていた。
それをお店の正面の壁に固定する工事。
壁から15度の角度で日除けが伸びる。テント部分の重さで固定した部分が外れないか心配したが、職人はそんなミスはしない。
私が好きな明るい緑色の屋根が設置された。
有線放送のUSENさんが来られた。
天井にスピーカーを設置し、配線をカウンターのチューナーへ通す。
外のベランダに通信衛星からの電波を受信するパラボラアンテナが設置され、受信テストをした。
「じつはオリンピックの関係で注文のあったスピーカーがメーカーからまだ届いていないんです。今日のスピーカーは応急措置です。入荷したらすぐに交換工事をしにきます」
何でもかんでも製造メーカーはオリンピック関連の受注を優先しているそうだ。
東京ガスから新しいガス管の設置業者さんが来られた。
とても元気な若者でガスのことが大好きな気持ちが伝わってきた。
「このガス管を新しいガス管に交換します。この新しいガス管は強力ですよ!メーターは明日厨房機器が設置されたら取り付けます」
業務用、とくに中華用のガス管は確かにとても太くなっていた。
電気屋さんが来られた。
カウンター上の照明、通路の照明、店外の照明、ダクト内の照明がつけられた。
スチコンとエアコン用の新しい動力への配線をした。
その後、関電工の方が来られて新しい動力盤を設置し、電気がつながった。
「明日、東電さんの検査員が来ます。それまでは使わないでください」
言い残して帰って行った。しかし電気屋さんは「試運転」と言いながらエアコンを動作させていた。
ダクトはこれまでの動力を使う。ダクトも試運転していた。モーターが大きなうなりを上げていた。
水道屋さんが来られた。
「明日の厨房機器の設置前にどうしてもやっておきたいことがあって」
わずかな時間だったが、作業をして行かれた。
トイレ内に新しい便器はあったが、トイレットペーパーホルダーがなかった。
それは自分でつけるのかと思って棟梁に聞いたら
「おかしいなぁ。水道屋に聞くからちょっと待って」
と、その場で確認してくれた。
「メーカーに受注は出しているけど、オリンピックの関係で製品がまだ届いていないそうです。届き次第、工事に来ます」
とのこと。ここでも、オリンピックが邪魔をする。
多くの職人さんが、その技をいかして、こつこつと食堂を創り上げていく。
9日は厨房機器がいよいよ入る。
===2019年8月9日===
業者さんが来られる前に仕入れ口の鍵を開ける。何もないので広く感じる厨房。ここに厨房機器が所狭しと並んでいく。
2019年8月9日。
8013.8/8/2019
あと…24日
[工事完了へ]
10日からお盆が始まるので大工さんは9日までに多くの工事を完了できるように業者さんへ手配してくれた。
8日。
水道屋さんが上水管を店内の水道に接続する。
まだシンクは設置されていないが蛇口がつけば水が出る直前までの工事をする。
電気屋さんの工事が終わる。
これまでの40アンペアの容量を使用した電力量に応じて課金されるシステムへ変更し8kva容量となる。
それとは別にエアコンとスチコン用の動力が入る。
照明が設置される。
すべてのコンセントに電気が通り、使用が可能になる。
入り口に可動式のテントが設置される。
日除けと雨よけの役割をする。
有線放送が設置される。
USENの設置業者の方が、CSアンテナとチューナー、スピーカーを設置し、契約した音楽放送が聴ける状態になる。
看板屋さんが頼んでおいた3つの看板を搬入する。
外壁につけるもの、テントの前垂れにつけるもの、車につけるマグネット式のもの。
9日。
ガス屋さんがメーターから店のガス管までを、金属製のものに交換し、ガスの供給を開始する。
中華料理で使う大容量のガスが使える状態になる。
ホシザキさんが厨房機器のすべてを搬入し設置する。
水平維持が必要な機器は脚を調節して水平を取り、床に固定する。
シンクがつけられ水道とつながる。
製氷機がつき、氷の生産が始まる。
冷蔵庫と冷凍庫が設置される。これは通電後、すぐには使えないのかもしれない。
天井から吊下げた棚が設置される。グラスや皿、ペーパーやラップが置けるようになる。
8日か9日のどちらかで大工さんの最後の造作として、母屋との境界に板塀が設置される。
黒いシックな板塀に通用門がつけられて、行き来ができるようになる。
お店正面の道路との境界にも黒いシックな板塀が設置される。
これで道路を歩く人からお店の中が見えなくなる。
ちょっと隠れ家っぽい感じが漂う。
===2019年8月8日===
仕入をお願いしているお米屋さんが3つのお米のサンプルを持参した。どれもコシヒカリ。左から会津産、新潟産、山形産。実際に食べてみて定食にも炒飯にもあうお米を選ぶ。
2019年8月6日。
8012.8/6/2019
あと…26日
[本体工事]
おそらく今週末でほぼ完成する。
しかし5日は大工さんは来られなかった。
午前中に板金屋さんが来られて、昨日のステンレスに磨きをかけていた。
午後は短時間だけUSENさんが来られてスピーカー配線工事をして行った。
[備品と消耗品]
私がいなくても大丈夫な時間ができたので、準備をしていた備品と消耗品の購入をした。
まずはニトリへ。
住所は横浜だが、店名は「大船店」のニトリへ行く。
最近、できたばかりだが、とても助かった。
そういえば昨年専門学校まで新宿駅南口から歩いていくとき、高島屋の回廊を使った。
もっとも代々木に近い高島屋(3棟も建っている!)にニトリが入っていた。
回廊のベンチで弁当を食べた。正面にはニトリ。暑い日には食後に店内でずいぶん涼ませてもらった。
ニトリで購入した備品と消耗品。
調味料ボウル4個入り×3セット
中華ではお玉で調味料を扱うので、ボウルに調味料を入れ替えておく。
ボウル16センチ×5
ボウル22センチ×2
ボウル24センチ×3
ボウル28センチ×2
艶消しステンレス、滑り止め付きのボウル。仕込みで活躍するだろう。
ウォッシュタオル×14
お客さん用のおしぼりに使う。
トイレブラシ
トイレダストボックス
トイレットペーパーホルダー
パステルグリーンに統一した。
米櫃10キロ
袋ごと入れられる優れもの。
両手鍋24センチ
お湯を沸かす鍋がないことに気が付いた。コンロが大きすぎてやかんでは対応できないので専用の鍋を買った。高カロリーガスで瞬時に湯を沸かす。
メッシュザル
湯切り、油こし、野菜の水きりに使う細かい網目のもの。
ビストロ布巾×2
専門学校の服部校長の顔写真で「おすすめ」とあったのでついつい。
ゴミっこポイ×2
シンクには家庭のキッチンのような三角コーナーはなじまない。鍋で壊れてしまう。
穴の開いたビニル袋。広げるとそのままマチがついていて底の広いバックのように倒れない。
ユニックス1300ML×2
ユニックス1950ML
保存容器はこれまでも少しずつ買いだめていた。しかし保管の関係からサイズが小さいものが多かった。今回は作り置きを保存できるサイズにした。
タイマー
中国茶と紅茶の時間管理に使う。
重曹シート
流し台磨き
スポンジ
ステンレス、コンロ、食器などの用途別に購入した。
粉ふるい
揚げ物や焼き物で粉を使う食材用に。
箸5膳×2
煤竹箸5膳
どれも木製のもの。
緑茶用水筒2L
「緑茶ハイがほしい」というリクエストに応じて、緑茶を作り置きするための水筒。
耐熱ガラス容器520ML×2
耐熱ガラス容器1100ML×2
レンジ、コンロ、食洗器に対応できるガラス容器。これに入れたままスチコンで調理できる。
アルミストロー×3
ストローを希望するお客さんのために用意した。何度も洗って使いまわす。
ピーラー
キッチンばさみ
自宅用があるが、せっかくなので新調した。
計量カップ70ML
小さじ、大さじのメモリがついたもの。
計量カップ200ML
日本酒を注文するお客さん用のもの。
計量カップ600ML
計量しやすいメモリがついたもの。
カトラリースタンド×3
箸やレンゲを立てかけてカウンターに設置する。
木製レンゲ×8
100均で樹脂製のものをたくさん購入したが、考え直して木製のものも買った。
デザートナイフ×7
中華ではあまり使わない。しかし、お客さんからのリクエストがあった時のために。
カトラリー8点セット×4
スプーン大小、フォーク大小のセット。自宅にたくさんあったので、それを使おうと思った。しかし、家族から「お願い、新調して」と頼まれた。
冷酒容器×3
日本酒を頼んだお客さんに一合を注いで出す。注ぎ口が広がっているもの。洗いやすく、乾燥がわかりやすい。お銚子は中が見えないので、きれいになっているのか、乾いているのかがわかりにくい。
オーバル楕円皿25センチ×5
コースを頼んでくれたお客さん用に、ポーションの多い料理を盛りつける。カウンター幅が狭いので円形ではなく楕円にした。
会計の時にお店の人が大変そうだったので、手伝いながら袋詰めした。
帰宅して、商品の梱包をとき、バーコードや広告を外すのに1時間ぐらいかかった。
===2019年8月6日===
何もないと広く感じるキッチン。購入した備品や消耗品が満たされたとき、開店が迫っているのだろう。
2019年8月5日。
8011.8/5/2019
あと…27日
[本体工事]
4日は日曜で工事は休みだった。
しかし、ダクト屋さんが来られて短い時間工事をしていた。
外につけたダクトに脚立をたてかけて、部品を交換していた。
「換気扇の部品が一部不良品だったので、応急措置をしておいたのですが、工場から正規品が届いたのでこれで大丈夫です」
お店の排気を屋根近くまで伸びたダクトへ一気に押し出すために大きな換気扇が設置された。その換気扇が回転する時の振動を緩和するゴムの部品に欠陥があった。
それは設置工事の時に聞いていた。
「応急措置をしてありますが、早めに正規品と交換します」
とのことだった。
わざわざ日曜日に来られて直してくださり申し訳なかった。
[什器の考え方]
持続可能な社会の創造へ向けて食堂にできることを考えた。
なるべく「使い捨て」を減らし「使いまわし」できるものを大切に使う。
割り箸は使わない。
お客さんの中には割り箸のない店には行かないという人もいる。洗って使いまわしている箸は使いたくないのだろう。
だったら、自分専用の箸を持参すればいいのにと思う。
知人にマイ箸を持っている人は少なくない。
塗り箸は樹脂製が安価で入手しやすい。
しかし、食べ物を口に運んだ時の感覚として違和感があるので、やや高めだが木製をそろえた。
爪楊枝は置かない。
食後に歯間に詰まった食べかすを除去したいなら、歯ブラシを持ち歩いてほしい。
私は常に歯磨きセットを携行している。外食したら、洗面所を探して必ず歯磨きをする。トイレの洗面台で歯を磨くのはあまり衛生的とは言えないが、ホテルのように洗面所に特化したエリアが日本にはあまりないので仕方がない。
割り箸も爪楊枝も、木材の加工過程で出る廃棄部分を加工していると言われている。
だから材木を完全に使うという意味で無駄のない使い方という考え方もある。
私はならばもっと有効な使い方をすればいいのにと思う。
割り箸と爪楊枝は、ほぼ確実に一回使っただけで捨ててしまう。
燃やすごみとして扱う。
毎日、日本中の飲食店やテイクアウト店でものすごい量の割り箸や爪楊枝が捨てられている。
ごみの処分には火力を使う。たった一回の使用で捨てられる什器は、あまりにももったいないし、エネルギーの無駄遣いだ。
同様の理由で紙のおしぼりも使わない。
小さなタオルを毎日洗濯して使いまわす。
===2019年8月5日===
玄関先のコンクリートでセミが羽化していた。人がセミや鳥などの生きる世界を壊さないように、持続可能な社会の創造は緊急の課題だ。
2019年8月3日。
8010.8/4/2019
あと…28日
[本体工事]
3日は大工さん、板金屋さん、クロス屋さん、棟梁が来られた。
大工さんは表のドアと裏の仕入れ口のコンクリート工事をしていた。
板金屋さんは厨房の残りのステンレス張りをした。
厨房内が輝く銀色になり、とても広く感じた。
クロス屋さんがおもに床と壁のクロスを張り終えた。
床は木目調のやさしい茶色のクロスにした。
壁やややアイボリーの入った白にした。
棟梁は看板屋さんの作成した3種類の看板デザインを持参した。
店のテントに印刷するもの。
家の壁に設置するもの。
車に貼るマグネットシート。
どれも気に入ったので、了承した。
家の壁に設置するものだけ、矢印をつけてもらうことにした。
[仕入の動き]
大船のお米屋さんの社長が来られた。
どんな店になるのか。
どういうお米がほしいのか。
その確認だった。
「中華だけど定食には白米を出すんですね」
「そうです。だからあまりパサパサしているよりも、やや水分を含むものにしてください」
「ご予算とか、指定銘柄とかありますか」
「いえ、お客さんに良いものを食べてほしいので国産で炒飯にも定食のご飯にもあうものをお願いします」
「わかりました。お店によってはお米の形をしていればいいというところもあるんですよ。来週、いくつかサンプルを持参します」
京都の村山造酢から千鳥酢が送られてきた。
料理で使う酢は、千鳥酢にしようと早くから決めていた。
やや甘味のある千鳥酢はそのまますし酢にもなる。
値段は高いが、和食にも中華にもあう酢だ。
私の母が千鳥酢が好きで、子どもの頃から家の酢は千鳥酢だった。だから、子どもの頃から酸っぱいものが好きになった。
この味に慣れてしまったので、外食で卓上にある酢がとても酸っぱく感じた。
来週は、いよいよガス屋さん、水道屋さん、電気屋さんが次々と入る。
それぞれに食堂にガス、水道、電気を接続していく。
===2019年8月4日===
カウンター側から厨房を見る。この中で私は仕事をする。
2019年8月3日。