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7869.12/28/2018

2018年11月

1日、日本航空はイギリスのヒースロー空港で男性副操縦士が乗務前の検査でイギリスの基準の9倍を超えるアルコールを検出し拘束されたと発表した。保釈は認められず、月末に裁判にかけられることになった。
この事件で飛行機の操縦士たちのアルコール検査がずさんだったことが判明した。

2日、政府は出入国管理法改正法案を閣議決定した。2019年4月からスタートされる。

3日、厚生労働省は公的年金を65歳からではなく70歳から受給した場合の夫婦2人のモデル世帯の受取金額の概算を発表した。65歳から受け取ると月に21万8000円なのに対して、70歳からだと33万1000円になる。
一見、12万円近くお得な気がするが、数字のマジックを見破ろう。
65歳から毎月21万8000円受け取った場合、5年間で総額1308万円になる。70歳まで我慢するとこれを受け取ることはできない。70歳までに死亡すると、1308万円は「年金を払っただけで受け取らないまま」国にとられてしまう。
つまり、65歳を過ぎて、年間で261万6000円以上の稼ぎが見込める場合だけ、年金の受給を70歳に延長する意味が生じる。65歳以上の高齢者に月給で21万8000円も払う仕事があるだろうかということを考えなければいけない。国会議員や大臣をやった一部の人には多額の年金が生涯にわたって支払われるのかもしれない。そういう人たちは65歳から公的年金を受け取らなくても困らないだろう。さらに70歳からにすれば金額が増える仕組みはありがたいのだろうなぁ。

5日、東大阪市内の自動車専用道路を時速約280キロで運転した30代の男が逮捕された。スピード違反の検挙としては最高速度だとか。免許の取り消しと、生涯の車運転の禁止を求めたい。車を凶器にしてはいけない。

9日、会計検査院は2017年度の税金の無駄遣いが374件、1156億円にのぼると発表した。税金ですよ、これ全部。

12日、海上保安庁は日本海沿岸で確認された北朝鮮籍と見られる木造の漂流船が過去最悪ペースで増加していると発表した。何のために木造船が領海に侵入し、漂流してしまうのだろうか。今も工作員を潜入させていると想像してしまう。

14日、沖縄県は県内総人口に占める65歳以上の割合が21%を超える超高齢化社会の水準に達したと発表した。これで全国47都道府県すべてが、超高齢化社会に突入した。

17日、政府が閣議決定した改正出入国管理法案の審議で法務省がまとめた資料のデータに次々と誤りが見つかり、審議が止まった。でたらめな数字を都合よく並べて、法律を改正してしまおうという暴挙が、許されてしまう議会制民主主義ってとても困る。

19日、防衛省は宇宙部隊を設立する方針を固めた。アメリカの宇宙軍に追随しているようだ。

同日、東京地検特捜部は日産の会長と代表取締役を金融商品取引法違反で逮捕した。代表取締役は12月下旬に保釈され、会長は年越しの拘留となった。

22日、世界気象機関(WMO)は、地球温暖化に影響する二酸化炭素など、主要な温室効果ガスの2017年度の世界平均濃度が観測史上最高を更新したと発表した。異常気象、海水面上昇、氷河減少など、世界各地で発生している自然災害は人類の工業化が背景にあることを、資本家は認めようとしない。

27日、でたらめなデータを資料として使った改正出入国管理法案がろくに審議しないまま衆議院を通過した。

29日、女優の赤木春恵さんが心不全のため亡くなった。94歳だった。

30日、内閣府は制度施行から3年が経過したマイナンバーに関する調査結果を公表した。個人番号カードを取得していないし今後も取得する予定はないという回答が過半数の53%を占めた。

11月、私は個人的に専門学校の文化祭と、調理師取得のための校外実習に追われた。そのため、よのなかの出来事に目が向かず、こうやって振り返って驚くことが多かった。

7868.12/12/2018

2018年10月

2日、消防庁(総務省)は4月30日から9月30日まで全国で9万5073人が熱中症で救急反応されたと発表した。調査開始以来過去最多になった。

同日、政府は今の首相で4回目になる改造内閣を発足した。大臣ら20人のうち、女性はたったの1人だけ。

4日、警察庁の統計で2018年上半期、児童虐待の疑いで全国の警察が児童相談所に通告した子どもの数が3万7113人だったと発表した。前年同期比22.6%増となり、過去最多になった。
警察以外からの通告もあるので、実数はこれよりももっと多いだろう。

6日、築地市場(東京中央卸売市場築地市場)で最後のセリが行われ83年の幕を下ろした。1935年の開場以来、東京を中心とした食の台所としての役割を豊洲に譲ることになった。

9日、元横綱の輪島さんが亡くなったことがわかった。70歳だった。

11日、国会議員や地方議員は在職中に老齢厚生年金の支給が停止される。しかし、全国で39人が議員の届け出をしなかったので満額受給していたことが会計検査院の調べでわかった。合計約2800万円が過大受給された。
これって犯罪ではないのだろうか。日本年金機構は返還を求めるそうだが、居直られたらもらった者勝ち?

12日、「学期末までにどうにかすればいいと思い、採点を後回しにしていたが間に合わなかった」。広島県呉市内の26歳男性教諭が3年間に渡り、1302枚の答案用紙を児童へ返却していなかったとして減給10分の一(一ヶ月)の懲戒処分になった。この教諭は3日間連続の無断欠勤もしていて、そっちの処分はなかったのだろうか。
その後、依願退職したかどうかは不明。

15日、首相は2019年10月1日から消費税率を10%に引き上げると表明した。

16日、積水ハウスが品川区の土地購入代金55億円をだまし取られた。地面師と呼ばれる詐欺グループの男女数人が逮捕された。

18日、財務省は2019年3月18日から千円札の記号と番号の色を紺色に変えると発表した。現在の色の組み合わせ129億6千万通りをすべて使ってしまうという理由。そんなに千円札を手にしている実感はないのだが。

21日、トランプ大統領はロシアとの間に結ばれていた中距離核戦力全廃条約からの離脱を表明した。再び世界は現在以上に核戦力の拡大が始まっていく。

23日、首相は高齢者が希望すれば長く働けるよう継続雇用年齢を65歳から70歳に引き上げる方針を発表した。働く高齢者を増やすという名目だが、実際は年金の支払いを遅らせたいという本音が見え見えだ。

同日、厚生労働省は民間で働くひとの2017年の年次有給休暇取得率が1人あたり51.1%と3年連続で増加したと発表した。政府の目標は2020年までに70%と程遠い。仕事量が減らないのに、休暇ばかり増えても、だれも喜ばないことが分からないみたいだ。

25日、東北電力が女川原子力発電所1号機を廃炉にする方針を発表した。運転開始から35年を迎えていた。

26日、文部科学省は2017年度に全国の学校で認知されたいじめが41万件を超えて過去最多になったと発表した。しかし、いじめが「0」と回答した学校もあり、調査そのものの信ぴょう性が問われた。

28日、渋谷でハロウィンに集まった若者が暴徒と化し、軽トラックを横倒しにしたり、痴漢をしたり、トラブルが発生した。

同日、厚生労働省は年金の加入期間上限を60歳から65歳に延長する検討に入った。仕事のあるひとはいいが、仕事のないひとは受給までどうやって生きろというのか。
60歳で支払いを満了し、65歳から堂々と受け取る生き方があってもいいではないか。

10月は月末のハロウィンでの暴徒問題が記憶に残る。主義も主張もなく、ただ反社会的な行動をとる若者の内面に、未熟な人格を感じてしまった。

7867.12/26/2018

2018年9月

1日、東京タワーは1978年から40年営業してきた館内の水族館を末日で終了すると発表した。

2日、厚生労働省はネット依存が疑われる中高生が5年間で約40万人増えて93万人にのぼると発表した。ネット依存外来を受診する患者は年間で1500人。その中に10歳未満の子どももいたという。

3日、財務省は2017年度の企業が蓄えた内部留保が446兆4844億円となり過去最高を更新したと発表した。
余剰利益は従業員への給与や株主への配当へ回すべきだが、賃金や配当を抑制して、長時間勤務を強制し、非正規従業員を酷使する日本株式会社を証明する数字だ。

4日、不正融資で問題になったスルガ銀行。創業者一族に数百億円規模の融資が発覚した。金融庁はこのなかに実体のない企業が含まれていることを把握した。事実なら、創業者一族はスルガ銀行を通じて私服を肥やしていたことになる。内部留保どころではない。

同日、台風21号が近畿6府県と福井、三重県の一部に大災害を引き起こした。大規模停電、100台以上の車両火災、道路の冠水、強風、橋にタンカーが衝突など。

5日、厚生労働省は2015年から2016年までの2年間で産後1年までに自殺した妊婦が全国で少なくとも102人いたと発表した。妊産婦の死因では自殺が最多だった。
子どもを育てにくい家庭、社会は、必ず将来的に衰退する。

6日、北海道胆振地方を中心に震度7の地震が発生した。多数の家屋が倒壊し、山崩れが発生した。北海道最大の火力発電所がダウンし、大規模停電が発生した。

同日、元モーニング娘のタレントが飲酒運転で自転車に衝突、そのまま逃走し、警視庁に逮捕された。基準値の4倍近いアルコールが検出された。

10日、近畿大学は養殖していたマグロが台風21号の影響で被害を受けたと発表した。穂外総額は約1億円。600匹のうち250匹が死んだ。350匹は逃げたそうだ。それはそれで、マグロにとっては良かったのかもしれない。

12日、国立がんセンターはがんと診断されてから3年度の生存率を発表した。99%の前立腺がんが1位。95.2%の乳がんが2位。すい臓がんは15.1%。肺がんは49.4%。

14日、厚生労働省は100歳以上の白寿者が2017年よりも2014人多い6万9785人にのぼると発表した。48年連続で過去最高を更新し、女性が88.1%。しかし、自立した生活が可能な健康年齢との差が大きく開くばかりで、介護が必要な人がどんどん増えている。

16日、俳優の樹木希林さんが亡くなった。75歳だった。

同日、総務省は65歳以上の高齢者人口を推計公表した。前年同月比44万人増の3557万人。総人口の28.1%を占めた。女性は2012万人となり初めて2000万人を突破した。総人口の3人に1人近くが65歳以上という現実は、各産業での対応を見直すきっかけになるだろう。

19日、法務省は在留外国人が6月末日で前年比2.9%増の263万7251人となり過去最多を更新したと発表した。私が通っている専門学校でも3分の一は海外からの留学生だ。

22日、小惑星上を移動できる探査機が世界で初めて着陸に成功したと宇宙航空研究機構が発表した。小惑星「りゅうぐう」を目指した探査機「はやぶさ2」から小型探査ロボ2台が成功した。

25日、寝具メーカー「東京西川」が日本人の約半数に不眠症の傾向があると発表した。全国の男女を対象にした意識調査から分かった。不眠は万病の元であり、眠れない現実社会が広がっている。こんな社会の景気がいいわけないだろう。

29日、大阪府警は富田林署から逃走した容疑者を山口県で確保したと発表した。逃走から49日が経過していた。

台風21号の記憶が強い。自然現象は避けられないが、台風を大型化させる海水温の上昇は、地球温暖化と無関係ではないだろう。
65歳以上の人数、100歳以上の人数が、毎年最多を記録する社会は世界でも珍しい。長生きが多いと喜んでいられないのは、自立した生活が営めない年齢層が拡大していくからだ。家族が面倒を見て、家族が先に倒れてしまう痛ましい例が増えている。
金持ちばかりが優遇される施設ばかり増えても、人々の苦しみは消えない。

7866.12/25/2018

2018年8月

1日、清水建設下請け作業員が福島第一原発事故の除染作業で出た廃棄物を指定外の土地に埋めて捨てていたことが発覚した。
放射能汚染の危険を感じながら作業するひとたちの精神はつねに緊張と不安でいっぱいなのではないだろうか。

2日、東京医科大学の一般入試で女子受験者の得点を一律減点し合格者の数を調整していたことが判明した。後に3浪以上の男子合格者の得点を特定の受験生に付け替えていたことも発覚した。
入学試験の要綱に、このような審査基準を公表したら、受験者が減ると思ったのだろうか。誰もが試験結果については公平に判断されると信じているのに、合否の判定が性別や受験回数で決められているとは大きなショックだった。
同じような入学調整は他の大学でも実施していたことが文部科学省の調査で明らかになった。

3日、名古屋で観測開始以来初めてとなる40℃以上の気温を観測した。岐阜県美濃ではこの夏3回目の40℃台を記録。2018年になって40℃以上の地点数が9地点になり過去最多となった。

4日、俳優の津川雅彦さんが78歳で亡くなった。

5日、全国的に気温が上昇した。最高気温35度以上の猛暑日を記録した地点が256地点となった。

6日、アメリカ軍が広島に民間人の大量殺戮を目的にした原子力爆弾を投下して73年を迎えた。専門の軍事訓練を積んだ者どうしの戦争から、兵器を持たない民間人をターゲットにした大量殺戮は、果たして戦争と呼べるのか。旧日本軍が南京で行った虐殺と何ら変わりはない。

同日、東京医科大の前理事長が担当課長に「誰にも言うな」と脅迫して、合格調整を指示していたことが判明した。

7日、防衛大臣が自衛官の採用年齢の上限を26歳から32歳に引き上げることを決定した。少子化で自衛官の確保が困難になっているという理由だが、将来の徴兵制への布石と思えてしまう。

8日、沖縄県の翁長知事がすい臓がんのため亡くなった。67歳だった。名護市辺野古へのアメリカ軍基地建設に対して最後まで反対の公約を守り抜き政府と激しく対立した。後任の選挙では翁長知事の政策を継承した知事が就任したが、12月、政府は反対する地元の人々の声に耳を貸さず、土砂を建設予定の海に流入した。

9日、アメリカ軍は広島で大量民間人殺戮を強行してから、わずか3日後に長崎で再び原子力爆弾を投下し、再び大虐殺を実行した。その日から73年が過ぎた。国連の核兵器禁止条約にアメリカの影響力を恐れて賛同できない政府に対して、長崎市長は賛同するように求めた。

同日、高校や中学のクラブ活動中に熱中症で死亡する生徒の4人に1人は野球部員であると発表した。日本スポーツ振興センター調べ。野球部の指導者に熱中症に関する知識が不足していることが明らかになった。

10日、トランプ大統領は2020年までに宇宙軍を創設すると発表した。

12日、群馬県上野村の御巣鷹山に日本航空ジャンボ機が墜落して33年が経過した。安全よりも経営を優先する体質は、日本社会でこの事故を契機に大転換したのだろうか。

同日、大阪府警察富田林警察署で弁護士と接見した留置中の男が逃走した。30歳。署員が接見中にスマホでアダルトビデオを見ていたことが判明。弁護士が帰った後に、誰もチェックをしていなかった。
この後、男は全国を自転車で回る姿になり、万引きをして逮捕された。

13日、徳島市で阿波踊りが実施され、主催者と踊り手グループの対立が明確になった。

14日、消防庁は熱中症の搬送患者数を発表。4月30日から7万8345人となり、昨年同期の4万2288人を大きく上回った。

17日、国土交通省や総務省などの中央官庁が、法律で義務付けられた障がい者雇用割合を42年間に渡って偽っていたことが判明した。その後、全国の自治体や裁判所でも同様の偽りが発覚した。民間企業には雇用割合を下回った場合は罰金を支払わせていたのに、行政官庁はだれも責任を取らなかった。
この国の行政担当者は、嘘や偽りに慣れてしまっている。

24日、厚生労働省はたばこが社会に及ぼす2015年度の総損失額が約2兆500億円にのぼると推計結果を発表した。がんの治療費など喫煙者の医療費が最も多く全体の半分以上を占めた。
たばこは本人の体だけではなく受動喫煙で周囲の人の体も害す。さらに医療費の高騰で社会全体の体力も弱体化させてしまう。

25日、環境省はプラスティック製品の原料を植物由来のものに切り替える企業に補助制度を創設する方針を決めた。方針を決めただけで、実施までには時間がかかる。
その後、スターバックス、マクドナルド、すかいらーくなどが、プラスティック製ストローそのものの使用を禁止する方針を発表した。

30日、高速増殖炉もんじゅの廃炉作業が始まった。2022年までに炉心と燃料プール内の530本の燃料棒を取り出す。廃炉完了までには約30年かかる。費用は3750億円。たびたび事故を起こしたもんじゅは、ほとんど発電実績がなかった。

暑い夏だった。熱中症にかかった方がとても多く、重症化して入院したケースも目立った。気温が40℃を越える地点が増え、来年以降も同様の夏が繰り返されるのではないかと心配になる。

7865.12/24/2018

2018年7月

2日、落語家の桂歌丸さんが亡くなった。81歳だった。「笑点」に長期間出演した。2006年から2016年まで司会も務めた。

3日、「性欲を満たすためだった」。元学習経営者の男が逮捕された。自分が経営する学習塾のトイレに小型カメラを設置し、少女らのべ2400人を盗撮していた。
欲望は理性で抑制しにくい原始の脳が原動力になっている。食欲、睡眠欲、性欲。ひとの三大本能とも三大欲望とも言われる志向性は限度をこえると人格の歪みへと変化する。性欲を満たすためにトイレにカメラを設置したのではなく、性欲を満たすために少女らを集めて学習塾を経営したのだ。欲望が人格を歪ませ、理性を支配した典型的な事例だ。

4日、東京医科大学の支援事業に有利な取り計らいをして自分の息子を不正に合格させた文部科学省科学技術・学術政策局長の男を東京地検特捜部が逮捕した。58歳で何をしているのだ。

5日、全席禁煙を6月から始めた串カツ田中は6月の売り上げが前年同月より2.9%減少、来客数は2.2%増加と発表。客単価の高いお酒の注文が減ったことが理由で、子連れ家族が増加したことが集客に貢献した。酒をめぐるトラブルが減少していいのではないだろうか。

6日、かつてのオウム真理教で逮捕され死刑が確定した者のうち、元教祖ら7人の死刑が執行された。1995年5月の逮捕から23年も経過していた。

同日、トランプアメリカ大統領は中国からの輸入製品に25%の追加関税を発表した。アメリカの知的財産権を侵害しているという理由から。反対に中国もアメリカ製品に対して報復関税を実施した。アメリカはヨーロッパに対しても貿易戦争を仕掛けている。

7日、「入院患者20人ぐらいにやった」。横浜の病院で入院患者の点滴に消毒液を投入して中毒死させた事件で元看護士の女が供述した。自分が当直する深夜に患者が亡くなると遺族への連絡が面倒くさかったとの理由。
仕事上のストレスから逃れるために、ひとの命を奪ってしまうという心理。ここにも人格の崩壊が見られる。

同日、西日本を中心に記録的な豪雨が続く。同日午後7時半段階で46人が死亡、3人が心肺停止、71人が安否不明。台風と違う豪雨でもひとの暮らしが傷みを負う。特に河川の氾濫は、公共事業の課題なのに、予算がほかのことに回されていたのだろうか。
この豪雨はこの後気象庁が「平成30年7月豪雨」と名付けた。その後の捜索で200人以上の死者が確認された。

8日、政府は2019年度からの5年間も次期中期防衛力整備計画で防衛関係費(軍事費)の伸び率をそれまでの0.8%から1%に拡大する方針を決定した。年末の予算審議で実際に2019年度の国防費は過去最高になった。
その前に、アメリカからの軍事的独立を達成することが必要だろう。アメリカ軍のための基地整備や軍人家族のための施設整備にばかり国税が使われる現状は、まだ独立できていない何よりもの証拠だ。

9日、日産の複数の工場で排ガス性能の検査で不正が行われていたことが判明した。内部密告で明らかになった。

11日、総務省は2018年1月1日段階の総人口を公表した。1億2520万9603人。これは前年と比べて37万4055人減った。東京圏を除く全国各地で人口が減った。

13日、総務省は2017年の就業構造基本調査結果を発表した。介護のために離職したひとが9万9100人いた。2012年調査では10万1100人が離職していた。政府は2020年初頭までに「介護離職ゼロ」を目指すそうだ。給料が安く、厚生内容が充実せず、有給が少なく、仕事がきつい介護現場で働くひとがいない現状で、受け入れ先だけを作っても、そこに介護が必要な家族を預けようというひとはいない。

15日、岐阜県揖斐川で再恋気温が38.8℃を記録した。気象庁によるとこの日、全国で2割をこえる200地点で35℃以上の猛暑日となった。

16日、三連休最終日、全国で暑さが続いた。5616人が熱中症で搬送され14人が亡くなった(共同通信)。

18日、岐阜県多治見市や美濃で40℃以上を記録した。国内で40度以上を記録したのは5年ぶり。

20日、厚生労働省が2017年の平均寿命を発表した。男性が81.09歳、女性が87.26歳。いずれも過去最高を更新した。世界でも類を見ない高齢社会を突き進む日本。長生きを支える和食(日本料理)が世界的に注目されている。

23日、東京都青梅市で40.3℃を記録。埼玉県熊谷市では41.1℃まで上昇。日本歴代記録を5年ぶりに更新した。

24日、自民党の杉田衆議院議員が同性愛者を「生産性がない」と批判する文章を月刊誌へ寄稿した。有権者の支持を得て国政で税金の使い道を決める権限をもつ衆議院議員が、同じ有権者でもある同性愛者を差別し批判する。
この国の統治機構はついに人格の崩壊したひとを国会議員に据えてしまった。

26日、法務省はオウム真理教による事件で死刑が確定していた者に対して6日の7人に続いて残りの6人も執行を発表した。これで死刑囚13人、教団関係者190人全員の刑が執行された。
オウム真理教というコミュニティを多くのひとが信じ、すべてをゆだねた事実があったことを風化させてはいけない。心の安定と救済を求めて、宗教という道へ心身を没入すること自体は誤っていない。しかし、没入した宗教が社会の破滅や無実のひとの殺傷を画策していたとき、だれが暴走を食い止めればいいのか。その答えが見つからないままに、最高責任者たちが処断されてしまった。

同日、東京地検特捜部は文部科学省の国際統括官を収賄容疑で逮捕した。次々と文部科学省の高級官僚が逮捕される。

30日、日本たばこ産業は2018年5月時点の全国喫煙者率を発表。前年から下がり17.9%となった。3年連続で過去最低となった。たばこは百害あって一利なしなので、即刻販売も喫煙も中止すべきだが、なかなか無くならない。若者の喫煙も決して減少していない。

7月は猛暑と悪天候が印象に残った。まだ8月を迎える前に思いっきり夏が来たという感じだった。

7864.12/23/2018

2018年6月

1日、厚生労働省は2017年に生まれた子どもが94万6060人と発表。これは過去最低。逆に死亡した人は134万433人と戦後最多になった。平均寿命が延びて、高齢者人口が多いため、必然的に死亡者が多くなる。人口減少が加速した。

2日、JR総武線の幕張本郷駅で痴漢容疑の男が高圧架線付近の鉄塔に登って2時間も居座った。51歳で何をしているのだ。

4日、複数の女性職員に対するセクハラ行為で東京都狛江市長が辞職願を出し、議会が全会一致で同意した。66歳で情けない。

5日、最長で連続124日間勤務を強制したジャスマックプラザを元従業員ら4人が告訴した。そんなに耐えなければいけなかったのか。

6日、「もっとあしたはできるようにするからおねがいゆるして」とノートに記して虐待死した女児の両親を警視庁は保護責任者遺棄致死で逮捕した。なぜ殺人にならないのだろうか。

7日、警察庁は75歳以上のドライバー210万5477人のうち、5万7099人が認知症の恐れと判定されたと発表した。そのうち1万6470人が医師の診断を受け1892人が免許取り消しや停止の処分を受けた。

9日、「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」。新大阪行きの東海道新幹線内で22歳の無職男性が鉈で乗客に切りつけた。20代の女性2人が負傷し、助けようとした38歳男性が首を斬られて殺された。
また人格が崩壊した者による凶悪事件が起こった。

12日、トランプアメリカ大統領と金正恩挑戦労働党委員長が初めて会談した。その後の推移を見ると、この会談は何だったのか疑問が多い。

14日、警察庁は2017年の1年間に届け出のあった認知症が原因による行方不明者が1万5863人だったと発表した。前年よりも431人増えた。統計を取り始めた2012年以降で5年連続の増加。「行方不明者のお知らせです」で始まる地元の防災放送、確かによく耳にする。

15日、住宅宿泊事業法が施行され民泊が正式に解禁された。

同日、東京電力は経済産業大臣と会談し福島第2原発の廃炉を報告した。これで福島県内の原発はすべて廃炉にする方針となった。メルトダウンから7年も経過して、やっとこの判断か。

18日、午前7時58分頃、大阪府北部を震源とした最大震度6弱の地震が発生した。この地震で早朝登校をしていた小学生がブロック塀に挟まれて亡くなった。

19日、「翌日から運転免許の合宿に母親から行くように言われ事件を起こせば行かなくて済むと思った」。18歳の少年が静岡県藤枝市で小学校4年男児に切りつけた。男児は頭部を骨折する大けがをした。
いきなり人格は崩壊するのではなく、このようにまず人格の歪みが生じるのが分かる。抗えない母親への服従感、合宿に行きたくない幼稚な自我、自分のことを自分で決められない無責任性、被害者の苦しみを想像できない発達上の問題。これらは臨床心理士や精神科医ならば、早めに見抜けるはずだ。

20日、サイゼリヤは7月21日から全国のショッピングセンター内の店舗について段階的に全面禁煙化を開始すると決定。

22日、欧州連合EUはアメリカによる鉄鋼やアルミ製品への輸入制限に対抗して、二輪車などアメリカ製品に対して3600億円相当の関税をかける報復措置を発動した。
世界貿易戦争は、すべてアメリカ政府が、仕掛けていく。

25日、「店で2時間近くビールや焼酎を飲み、わけが分からなくなった。酒癖の悪さに嫌気がさし、事件を起こせば酒をやめられると思った」。渋谷の飲食店で刃物を持った37歳の男が立てこもり、ガラスを割ったり、炊飯器を投げたり、花火を打ち上げたりした。
どこをどうつつけば、こういう自分勝手な論理が組み立てられるのだろう。図体のでかい駄々っ子ではないか。37年間、どんなひとに育てられてきたのか。
ちなみにこの飲食店は代々木駅前にあり、私が通う専門学校のすぐ近くで帰りに周辺が騒然としていたことを思い出す。

26日、アルバイト先の店長と口論、ケンカになった21歳で元自衛官の男が富山市の交番で警部補を刃物で刺殺。拳銃を奪い逃走、近くの小学校の警備員男性を射殺した。
興奮状態のまま、何を求めて刃物で警察官を襲ったのだろう。ここにも人格が崩壊した男による犠牲者がいた。無念さを想う。

29日、気象庁は関東甲信越の梅雨明けを発表した。6月中の梅雨明けは統計を取り始めてから初めてとのこと。暑く長い夏はここから始まった。

6月も人格の歪みや人格の崩壊による犯罪が発生した。犠牲になられた方々、その家族の方々の無念さは想像もできないほどつらいものだろう。
ひとの人格ははじめは形成されていくものだ。10歳の反抗期や15歳の思春期などを経て、20歳で脳が完成する頃には人格の基本が出来上がる。すべては他者や社会とのかかわりの中で形成されるので、人格が歪んでしまうには周囲の影響が考えられる。完全に崩壊してしまうと周囲はかかわりを避ける傾向が強く、さらに孤立感が増幅され、耐性が無くなり、爆発的な行動が見られるようになる。

7863.12/21/2018

2018年5月

2日、世界保健機構(WHO)が世界人口の9割が汚染された空気を吸い、年間約700万人が空気の汚染が原因の病気で亡くなっていると発表した。

4日、総務省は15歳未満の子ども人口が37年連続で減少したと発表した。

6日、日本年金機構が年金受給者の入力事務を中国系企業に再委託していたことがわかった。個人情報の入力は外部委託が禁止されていた。「時間がないから」というお粗末な理由。国家機関から個人情報がどんどん流出していく。

15日、スルガ銀行は複数の行員が審査書類を改ざんして、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への不正融資があったと発表した。この事件はこの後、銀行ぐるみの不正事件へと発展した。

17日、歌手の西城秀樹さんが急性心不全で亡くなった。63歳だった。

同日、「誰でもいいから人を刺そうと思った」22歳無職男性が名古屋市内のネットカフェで客を刺殺した。
東名高速道路であおり運転をして夫婦を事故死に追い込んだ男と同じ、人格の崩壊が進んだ成人が無関係の他者を攻撃する事件が続く。

19日、女優の星百合子さんが亡くなっていたことが明らかになった。

同日、歌手で女優の朝丘雪路さんがアルツハイマー型認知症で4月27日に亡くなっていたことが分かった。82歳だった。

21日、重度の凍傷で過去に指9本を失っていた登山家の栗城史多さんがエベレストで下山途中に遭難し亡くなっていたことがわかった。

22日、5月6日に定期戦で監督らの指示を受けた選手が相手選手へ危険なタックルをした問題で、悪質なタックルをした選手本人が会見を開いた。日本大学アメリカンフットボール部は、今シーズン一切の大会への出場が禁止された。監督とコーチは不正なタックルの指示は出していないと反論した。大学による調査が消極的で社会から批判を浴びた。

29日、レオパレス21は施工したアパートに建築基準法違反があったことを発表した。契約しているオーナーからの指摘で発覚した。火災時の延焼を防ぐ壁が、設置義務に反して付けられていなかった。

31日、大阪地検特捜部は森友学園をめぐる財務省の文書改ざん問題で前国税庁長官の容疑について嫌疑不十分で不起訴にした。だれが指示を出したのか、改ざんの責任はだれが負うのか、また国家権力は身内をかばい、だれも処分されない幕引きとなった。

5月は有名人が多く亡くなった。どの方々も私にはよく知った方で、昭和から平成へ、確実に時代が変わっていったことを痛感した。
日本大学アメリカンフットボール部問題に始まった、日本国内の大学運動系活動の封建制や隠蔽体質が、明らかになった。ほかの大学や社会人競技団体にも波及した。

7862.12/20/2018

2018年4月

1日、無職学生になった。

2日、陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が存在しないといっていた小野寺防衛大臣が、本当はあったと発表した。
安倍政権ではお得意となった事実隠蔽と、開き直り公表の一端。

3日、大船行政センターで妻と自分の国民年金加入の手続きをした。3月31日で公立学校共済組合の年金が終了したため。あと5年支払いを続け、60歳で受給資格を獲得。65歳までの無受給期間を生き抜くために、私は33年の教職を辞したと言っても過言ではない。

4日、MLBエンゼルスの大谷選手が初打席で初ホームランを放つ。ベンチでは恒例の知らんぷり洗礼を受けた。

同日、都市計画税と固定資産税を一括で納入。

5日、明治神宮会館で服部栄養専門学校の入学式があった。

同日、「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などを監督した高畑勲さんが82歳で亡くなった。

7日、アルカナ東京というレストランで息子の婚約者とご家族と会食。初めてお相手のご家族と顔を合わせた。

9日、服部栄養専門学校調理師本科が始まった。しばらくはオリエンテーションが続く。慣れない電車通学で疲労がたまる。

同日、鳥取県西部で最大震度5強の地震が深夜に発生した。

11日、滋賀県彦根市で19歳の男性巡査が拳銃で指導教官役の男性巡査部長を射殺した。指導に不満をもち、怒鳴られたから殺したと供述。脆弱な人格者に拳銃をもたすことの恐ろしさと痛感した。

13日、総務省は2017年10月1日現在の人口推計を発表。前年より22万7千人減った1億2670万6千人だった。7年連続の人口減。しかし65歳以上の高齢者は総人口に占める割合が27.7%になり過去最高を更新した。

14日、アメリカのトランプ大統領はシリアに砲撃を開始した。105発のミサイルを発射したが、戦闘能力をそぐことはできなかった。12月になってシリアからの撤退を実施。

17日、民進党議員が現職自衛官から「気持ち悪い」「バカ」「国益に反する」とののしられたと発表。武力を行使できる立場の者が選挙で当選した国会議員をののしる社会になってしまった。

18日、財務省の事務次官が女性記者にセクハラを繰り返し、辞任した。免職ではなく自ら退職を申し出て受理された。行政の中枢を担う者たちのモラル低下が露見する。

24日、広島カープで活躍した元プロ野球選手、衣笠祥雄さんが71歳で亡くなった。

26日、国際NGO「国境なき医師団」が2018年の報道の自由度ランキングを発表。1位はフィンランド。最下位は北朝鮮。日本は先進国最下位の67位だった。憲法が保障する表現の自由は絵に描いた餅か。

27日、朝鮮半島の南北代表者が板門店で対談。北朝鮮の代表者が板門店を訪問したのは初めて。

28日、東京で25℃を突破。4月中に25℃を越える夏日が7日目となった。記録をとってから過去最高の記録になった。この年の8月は猛暑になった。その予兆が始まっていた。

30日、松山刑務所から8日に逃亡した容疑者が広島市内で拘束された。刑務所での人間関係が嫌になったという理由は、受刑者同士の関係性が外部には見えない中での不祥事だった。

権力をもった者たちが、人々を見下ろし、狡猾に支配する。
この国の権力者が長年築き上げてきた社会が、不景気の外圧を受けて顕著になってきた。景気好調という空しい発表を信じる人々は少ないだろう。

7861.12/18/2018

2018年3月

2日、徳島市の観光協会が4億2400万円の負債を抱え、破産申し立てをした。夏の阿波踊りは徳島市が主催したが、やり方をめぐって大混乱となった。

3日、アメリカのトランプ大統領がすべての国からの鉄鋼に25%、アルミに10%の輸入関税をかけると表明した。世界を相手にした貿易戦争はすでに始まっていた。

6日、アメリカの「フォーブス」は世界の長者番付を発表。アマゾンのベゾスCEOが資産総額約11兆8千億円で初めてトップになった。それでもアマゾンを使いますか?

7日、九州の霧島連山、新燃岳で7年前の観測以来、最もガス量の多い爆発的噴火を観測した。

8日、MLBのマリナーズはイチロー選手と1年契約を結んだ。年棒は8千万円。しかし、今季はあまり出場機会はなかった。

同日、就職から33年間加入してきた公立学校共済組合から、4月以降の任意継続関連の書類が届いた。いよいよ退職が「かたち」になって見えてきた。

9日、政府は飲食店での受動喫煙禁止を目的とする健康増進法改正案を閣議決定した。しかし、喫煙を認める条件が示され、実質的には骨抜きになった。

同日、職場での事務の方と年度末事務の扱いについて協議した。31日が土曜日で学校は閉庁になるため、30日までにすべきことを確認した。

10日、息子が婚約者を連れて来訪した。夕飯を用意したが、こちらがとても緊張した。

11日、東日本大震災から7年が経過した。当時でも約7万3千人が避難生活を送っていた。

12日、財務省は大阪の「森友学園」に関する関係書類に14件200項目以上の書き換えを行っていたことを公表した。なぜこの学校法人だけ優遇されたのかは、理事長の逮捕によって闇に葬られた。

同日、長年お世話になった支援学級の介助員さんたちへ、退職の手紙を渡した。多くの方に驚かれ、慰留された。

13日、政府は満18歳を成人年齢に引き下げる民法改正案を閣議決定した。これは後に国会で成立し2022年4月1日から成人年齢18歳が施行されることになった。

14日、33年間昼食として頂いてきた給食最終日だった。指導をしながらの給食だったが、感慨深かった。任意継続健康保険と、介護保険を1年分まとめて送金した。

16日、小学校の卒業式だった。支援学級の卒業生は3人。3人とも立派に中学校での夢を語って卒業した。

19日、支援級教員と最後の学年会議をした。33年間ずっと続けてきた週に一回の会議を終えた。レジュメの準備や会議の進行など、振り返れば教員間のコンセンサスをはかるために苦心した会議だった。

22日、韓国で李明博元大統領が収賄容疑で逮捕された。大統領経験者の逮捕は4人目。

同日、公立学校共済組合へ年金支払いの退会手続きをした。年金は退職すると継続できないので国民年金へ変更しなくてはならない。

23日、修了式の後、退任式があった。多くの保護者や卒業生が来校してくださった。この日までにすべての学級事務を終えていたので、実質的な最終勤務日になった。

25日、アニメ「サザエさん」の番組スポンサーを1969年から続けてきた「東芝」が経営再建のため降板した。

26日、全国ひきこもり家族連合会がひきこもりに関する調査結果を発表した。ひきこもりの平均年齢が高くなり、期間も長期化していることがわかった。平均年齢は34.4歳、平均期間は11年4ヶ月。社会とのかかわりを持たずに、生き続けるひとたちと、その家族への支援が急務となる。

27日、四国電力は伊方原発2号機について廃炉を発表。

30日、辞令交付式で正式に退職辞令を受け取った。早期勧奨退職は神奈川県教育委員会からの依頼なのに、退職辞令には「辞職を許可する」と書いてあった。こちらから依願したわけではないのに、行政のやることって最後までこうなんだと苦笑い。

31日、この日をもって神奈川県職員を退職した。33年間勤務した。5つの小学校に赴任した。13年間の普通学級担任(音楽や家庭などの専科あり)、7年間の学級外担任(生活科)、13年間の特別支援学級担任(専科なし)を担当した。
退職金はすぐには支払われず4月後半とのことだった。

人生にはいくつかの転機があると思うが、私にとってこの3月はその中でもトップクラスの転機だった。幕引きと始まりが重なり、充実と不安がないまぜの一ヶ月だった。

7860.12/16/2018

2018年2月

5日、陸上自衛隊のAH64戦闘ヘリが佐賀県神埼市の住宅地に墜落した。機体を含め住宅3棟が焼けた。乗員2人は死亡。住宅には11歳の女児がいたが軽症ですんだ。
焼けてしまった住宅は再建したのだろうか。

6日、強い寒気で北陸地方で大雪に。福井県では37年ぶりに136センチを超える積雪を観測。国道に乗用車やトラックが立ち往生した。

7日、厚生労働省が2017年11月に生活保護を受けた世帯が164万2971世帯だったと発表。7ヶ月連続の増加で、2017年8月以降、受給世帯が過去最高を更新し続ける。
なのに、政府は年末に「いざなぎ景気を越える好景気が続いている」と豪語する。

8日、中央区立泰明小学校が8万円以上もするアルマーニ製の制服(標準服)を採用すると発表し論議になった。4月7日には栃木県の中学生(14歳)が「小学生なのに高級な服を着せるのは不適切だと思ったという理由で、学校にナイフで特攻する」とネット上に書き込み、書類送検された。

9日、地震調査委員会が今後30年以内に南海トラフでM8-9級の巨大地震が発生する確率を70-80%に引き上げた。

15日、アメリカのフロリダ州の高校で銃の乱射事件が発生。生徒ら17人が死亡した。退学した元生徒が犯人で警察に拘束された。

16日、通勤ラッシュ時間帯の女性専用車両に意図的に男3人が居座り、列車の運行を15分遅らせた。東京メトロ千代田線、国会議事堂前駅で。「これは権利だ」と言い放ったそうだ。ラッシュ時の電車はひとの乗り物とは思えない異常な状態なので、女性に限らずだれもが不快な思いをしている。決して空いてはいないだろう女性専用車両に居座る心理は理解に苦しむ。

19日、ソフトバンクの携帯電話で全国的に大規模な通信障害が約9時間も起こった。12月にもほぼ終日の同じ障害事故を起こした。

21日、俳優の大杉漣さんが急性心不全で逝去。67歳は若すぎた。

22日、ホンダの小型ジェット「ホンダジェット」。2017年の出荷数が43機となった。これは小型ジェット部門でセスナ社の主力機を抜き、世界一になった。

24日、俳優の左とん平さんが心不全で逝去。81歳だった。子どものころ、ドラマでよく拝見した。

26日、全国大学生協連合会が大学生の読書時間に関する調査結果を発表。1日の読書時間が「0」と答えた学生が初めて5割を超えた。
なのに、文部科学省は論理的思考と論文作成能力を若者に求める。無理というもの。

このほかに2月は外国で旅客機の墜落事故が2件あった。多くの乗員乗客の命が奪われた。
高校での銃乱射事件があり、銃規制の声が上がったが、大きなうねりにはならなかった。