7559.1/3/2017
紅葉の丹沢へ...8
9時13分。
塔ノ岳山頂から東方向を眺望する。
正面の大きな山は「大山」。
方角的にはそのはるか向こうに藤沢の町が広がる。
北の方角には丹沢山が見える。
頂上のみやま山荘の屋根が太陽に光っている。
多くのひとが登る南方向の大倉尾根には、点々と紅葉する樹木が見られた。
7558.1/1/2017
紅葉の丹沢へ...7
塔ノ岳から見る富士山は、いつも西丹沢の山々を従えて、とても絵になる。
山のなかのザ・ヤマという感じがする。
この尾根筋をずっとたどれば富士山になると思うと、いつか時間があったら歩いてみたくなる。
9時12分の塔ノ岳山頂はまだひとが少ない。
登山口でテント泊をしたので、この時間に山頂に立てた。
ふもとの秦野は、まだ朝を迎えたばかりだ。
相模湾が朝日に光る。
7557.12/31/2016
紅葉の丹沢へ...6
8時50分。
塔ノ岳山頂が近くなった。
尾根道にヘリコプターの荷物置き場があった。
近くの登山道整備などの資材を運んでいるのかもしれない。
塔ノ岳山頂の山小屋は「尊仏山荘(そんぶつさんそう)」という。
夕飯はカレーライスで朝食はおでん定食という昔ながらの山小屋スタイルだ。
9時12分。
塔ノ岳登頂。
山頂がわずかに白い富士山が雲間に浮かぶ。
7556.12/30/2016
紅葉の丹沢へ...5
8時18分。
新大日を出発して表尾根をゆく。
空は青く、木々の葉は黄色い。数日ののちに枯れて落ちてしまうだろう。
表尾根は昨今の台風や大雨で山肌が崩壊しているところが多い。
登山通行が禁止になった時期もある。
いまは危険個所を避ける安全な木道が設置されている。
1300m付近になると、落葉した樹木が目立つ。
あと一か月もすれば枝と幹だけの樹林になってしまう。
7555.12/29/2016
紅葉の丹沢へ...4
7時52分。
まだ朝ドラもやっていない時間だ。
丹沢表尾根を塔ノ岳へ向かう。
大倉尾根は常緑樹が多く、目立った紅葉はない。
8時17分。
新大日岳到着。
頂上の茶屋は閉店中だった。
朝日がまぶしい。
ここへ続く道は木道がきれいに整備されていた。
7554.12/28/2016
紅葉の丹沢へ...3
7時39分。
政次郎尾根の頂上部には草木が茂る。
こう配がとくに急になり、最後の一登りが待っている。
7時48分。
政次郎の頭に到着した。
赤い実をつけた樹木が風に揺れていた。
先月来たときはこんなに結実していなかったと思う。
政次郎の頭からは大倉尾根と富士山が見えた。
冠雪した富士山頂上部が登山道鮮やかに光っている。
7553.12/26/2016
紅葉の丹沢へ...2
もともと丹沢にはあまり「もみじ」はない。
だから紅葉と言っても、黄色くなる葉が多い。
政次郎尾根の上部に上がると秦野の町並みが山の間に見え隠れする。
1000mを超えると、丹沢でも草木は秋を終えて、冬の装いになっていた。
7552.12/25/2016
紅葉の丹沢へ...1
前回の政次郎尾根から一か月。
11月4日の金曜日。
仕事を終えてその足で小田急線の渋沢駅に降り立った。
タクシーで大倉へ向かって滝沢園キャンプ場にテントを張った。
夕飯は赤ワインと菊正宗を中心におつまみ系を用意。
FM横浜を聞きながら至福の時間を過ごす。
翌朝午前4時ごろに出発して、5時49分に政次郎尾根の登り口に着いた。
まだ周囲は暗い。
ここまでヘッドランプで2時間歩く。
政次郎尾根にとりついて1時間。
遠方に真っ赤な紅葉を見つけた。
ズームをしたらぶれてしまい、結果的には芸術的な写真になってしまった。
7551.12/23/2016
横浜被災者差別事件...4
6年生になった2015年。
7月、男児が学校や加害者と話し合いをするなかで手記を書いた。
「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」
「ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった」
ばい菌と呼ばれて「ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった」
「いままでいろんなはなしをしてきたけど(学校は)しんようしてくれなかった」
「なんかいもせんせいに言(お)うとするとむしされた」
12月、保護者は横浜市教育委員会にいじめ防止対策推進法に基づいた調査を申し入れた。
中学1年生になった2016年。
11月、やっと横浜市教育委員会の第三者委員会が報告書をまとめた。
この報告書の大部分は黒塗りされ「詳細を公表してほしい」と訴えた保護者の願いは届かなかった。
岡田優子教育長
「学校と市教委が共同して対応することができず申し訳なく思っている。報告書の全面公表を要求されたとは受け取っていなかった」
今後、関係者への聞き取りを改めて実施するそうだ。
どこまでも調査結果を隠し、真相究明を有名無実化しようとする態度は、弱い立場のひとたちに寄り添おうという気持ちがまったくないことを意味している。
この事件報道をきっかけにして、全国各地で福島第一原発付近からの避難者へのいじめや金銭被害が発覚した。
公立学校には、こられを自浄する能力がないことも露呈した。
弱い立場のひとたちを、どこまでも攻撃し続け、自分たちの優位性を保とうとする社会性は、いつ立場が逆転して自分がつらい立場になるかもしれないという想像力のかけらも育っていないことを明らかにしている。
7550.12/20/2016
横浜被災者差別事件...3
2014年7月。
5年生になっていた男児の保護者が神奈川県警に相談した。
県警はゲームセンターの防犯カメラの映像分析で加害者が一回に10万円単位の金銭を使っていたことを突き止めた。
このほか男児が脅し取られた金は加害者の交通費や飲食費にも使われた。
最終的には合計150万円を上回る金が脅しとられた。
男児は脅されていることを保護者に相談できず、生活費を持ち出していた。
一般論は個別具体性を打ち消すので使いたくないが、あえて。
合計で150万円をこえる生活費が減っていることに保護者は気づかないものだろうか。
男児がとても巧妙に親の財布から金を抜き取っていたのか。
たかっていた周囲の者たちの罪が軽くなりはしないが、男児がそれだけの金をだれにも気づかれずに持ち出せたことには違和感がある。
保護者は警察の調査結果を学校と横浜市教育委員会に伝える。
しかし、学校は「重大事態」ととらえず、問題を放置した。
やはりこの小学校の校長には危機管理能力がないか、誤ったことを学習しているとしか思えない。
このことについて2016年11月になって岡田優子教育長
「不登校が始まって一か月以上が経過し、金品の問題が持ち上がり、重大事態を認識すべきだった」と釈明し、問題を放置した認識が「ある」と回答した。
このことについて2016年11月の第三者委員会の報告書
「万単位の金銭のやり取りを把握しながら『おごった』側、『おごられた』側への十分な指導が行われた形跡が認められない」と学校と市教委を批判した。
それほどまでに、この小学校では子ども同士のゆすりやたかり、いじめや不登校が日常的になっていたのか。
そういう反社会的行動が日常的になると、もっと大変な事態に教職員は総動員されるので、今回の事案に集中できなかったのだろうか。
こういう取材をしているメディアはいない。