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過去のウエイ

7539.12/3/2016
政次郎尾根の秋...10



9時44分。
表尾根を歩いていたら、視界に塔ノ岳と山頂小屋の尊仏山荘が見えてきた。
山肌はだいぶ土が露出して樹木が根こそぎ崩落していた。



すすきの穂が風に揺れる。
季節は足早に秋から冬へと向かおうとしていた。



そんななか、小さなあざみが可憐に咲いていた。
もうすぐ霜が降りると花の季節は終わってしまう。

7538.11/30/2016
政次郎尾根の秋...9



9時40分。
政次郎尾根に取り掛かって1時間40分。
休憩なしで登り続けた。
目の前に空が広がり、丹沢表尾根の稜線が見えた。
写真右方向がヤビツ峠、左方向が塔ノ岳。



政次郎尾根と表尾根がぶつかるところが政次郎の頭。
ここから1.9km先に塔ノ岳がある。
だいたい1時間ぐらいのコースと想像する。
わたしは、稜線のような平坦地では時速2kmぐらいの速度になる。



表尾根から大倉尾根と富士山が見えた。
いつもは大倉尾根を登ることが多いが、今回はあえて違うコースに挑戦した。

7537.11/29/2016
政次郎尾根の秋...8



斜面がきつくなる。
道端の草木が目の高さに迫る。



りんどうが花びらを大きく開いて秋の陽ざしをいっぱいに浴びていた。



小さなとげのある枝にオレンジ色の実が一つだけ残っていた。

7536.11/27/2016
政次郎尾根の秋...7



9時32分。
急こう配を登り続けて1時間半。
全身から汗が噴き出す。



道端に鮮やかなりんどうが咲いていた。
写真にしたらとても紫が強いが、実際にはもっと青が強かった。



りんどうは、山登りをすると長い期間目を楽しませてくれる植物だ。

7535.11/26/2016
政次郎尾根の秋...6



8時1分。
ずいぶん遠方のナンバープレートあり。
丹沢は全国区なのかなぁ。



政次郎尾根登山口。
これがまったく目立たなくて、本当にここでいいのかと不安になった。



歩き始めて10分で急こう配に達した。
あらかじめ地図を見て等高線が混んでいたのでこう配はきついだろうと想像していた。
風雨で土が流出して木の根が露出し、歩きにくい。

7534.11/23/2016
政次郎尾根の秋...5



7時58分。
作治小屋の水場。
炊事もできそうなので、素泊まりを受け入れているのかもしれない。



林道最深部の駐車場。
早朝から何台も駐車していた。
車は便利だが、またここまで戻ってこなければならないのでコースが限られてしまう。
わたしのように約1時間もかけてここまで歩くひとは見かけなかった。



8時1分。
駐車場の横にある戸沢山荘に到着した。
宿泊できそうだったが、ひとの気配は感じなかった。
ここからいよいよ登山道が始まる。

7533.11/22/2016
政次郎尾根の秋...4



7時43分。
緑色の途端に囲まれた小屋に到達した。



近づくと「新茅荘」の看板。
「シンカヤソウ」「シンチソウ」「ニイカヤソウ」なのかわからない。 また食堂なのか、山小屋なのかもわからない。
女将さんと思われる方が室内で作業をしていた。



7時58分。
林道の終点になる戸沢に到着した。
ここには3つの山小屋があった。
広い敷地に余裕をもって建てられていた。
キャンプやバーベキューができるのかもしれない。
作治小屋にも立派な炊事場があった。

7532.11/21/2016
政次郎尾根の秋...3



7時7分。
竜神の泉。
この看板をやや登ったところが標高520mの竜の形をした岩があるところなのだろう。
今回目指す塔ノ岳は1491m。
1000m近い標高差は気が遠くなる。



だれも住んでいない小屋があった。
住居だったのだろうか。
山小屋だったのだろうか。
こういう空き家は後々どうなるのだろうか。



烏尾山(からすおやま)登山口が右に見える。
駐車スペースがあった。
わたしはさらに左側の林道を進んだ。

7531.11/20/2016
政次郎尾根の秋...2



6時48分。
戸川林道をゆく。
ほとんどが砂利道だった。
緩い勾配で上がってゆく。



途中にとても立派な神奈川県の看板があった。
いまはこのコースはとてもマイナーなので、あまりこれを目にする人はいないかもしれない。



「竜神の泉」。
丹沢は「水の山」だ。
いたるところから水が流れている。
山の深さが治水や貯水を自然にかなえ、何年かのときを経て清水として湧き出る。
近くの山荘の方がたくさん汲んでいた。

7530.11/19/2016
政次郎尾根の秋...1



10月15日。
夏以来ずっと週末の天気が安定しなかった。
山の計画を立ててもどれもキャンセル。
やっと天気予報で「晴れ・降水確率0%」になったので、丹沢へ出かけた。
これまで主に歩いた大倉尾根と違う方法で塔ノ岳へ登ろうと考えた。
地図を広げると、川沿いの林道を歩いた先に、政次郎尾根という等高線の立て込んだ急峻が想像できる尾根があった。
今回は、その尾根を登って塔ノ岳を目指すことにした。
大船を5:10の東海道線一番電車に乗って小田原へ。
小田原から小田急線で渋沢へ。
渋沢からタクシーで大倉バス停に着いたのが6時半ごろだった。



バス停の近くにある県営秦野ビジターセンター前はテントが連なり秋祭りの準備をしていた。



そのわきを抜けて風の吊り橋を渡る。
吊り橋の途中から、遠く丹沢の山並みが見えた。
雲一つない空が、迎えてくれた。