7169.11/30/2014
雲上の国師ヶ岳へ...10
8時過ぎに下山を開始。
途中で白いシャクナゲを発見した。
花びらに無数の小さな穴が開いているのはなぜだろうか。
今回はコースが短かったので、9時には下山。
山中でのランチではなく、下山してののんびり早めのランチになった。
塩、こしょう、醤油、七味唐辛子。
食事に薬味や調味料は欠かせない。
シンプルなちくわうどん。梅干し乗せ。
味噌仕立ての生卵入りうどん。
登山口でランチにしたので、これから入山するひとたちが「おいしそう!」と眺めていた。
(おわり)
7168.11/29/2014
雲上の国師ヶ岳へ...9
北奥千丈岳頂上にいたときに、やや雲が切れてきた瞬間があった。
国師ヶ岳頂上がはっきり見えた。
とても近くに3000m近い山が2座も連なっている。
すぐにまた雲が景色を隠してしまう。
7月21日。
夏真っ盛りなのに、この暗さ。
時刻はまだ8時3分。
頂上部には砂岩のような細かい石つぶが敷き詰められていた。
7167.11/26/2014
雲上の国師ヶ岳へ...8
標高が高くなると植物は少なくなる。
森林限界の象徴が松のなかまのハイマツだ。
ハイマツが見られると、それ以上のところには植物が少なくなる。
今回は珍しいハイマツの花を見ることができた。
こんなに色鮮やかな紅色とは思わなかった。
花は短い時間で松かさになり種子を放出するのだろう。
秩父多摩甲斐国立公園。
秩父(埼玉)、多摩(東京)、甲斐(山梨)の重なるところに広がる国立公園だ。
7166.11/24/2014
雲上の国師ヶ岳へ...7
8月には2800mから2900mの稜線が連なる八ヶ岳を計画していた。
だから、わずかな距離しか歩かなくても2600mの経験はからだには必要だった。
北奥千丈ヶ岳山頂。
いつまで待ってもガスは消えない。
左方向からの風が絶えず吹き続けているのだろう。
ハイマツは風下側にのみ枝と葉をつけてしまった。
7165.11/23/2014
雲上の国師ヶ岳へ...6
国師ヶ岳を下山し、もう一つの目標である北奥千丈ヶ岳へ向かう。
樹林帯を雲が抜けていく。
マイナスイオン満タン状態だ。
7時43分。
北奥千丈ヶ岳登頂。2601m。
奥秩父山塊では最高峰だ。
少しだけ雲が切れる瞬間があった。
それでもすぐにガスに覆われてしまう。
頂上にこんなに大きな岩がある。
長い時間をかけて地中から送り出されてきたのだろう。
7164.11/16/2014
雲上の国師ヶ岳へ...5
夏山では100mの高度でだいたい0.8度気温が下がる。
2000mでは平地よりも16度も低い気温になる。
7月21日だったが、前国師ヶ岳から国師ヶ岳へのルートはおそらく10度以下だったと思う。
2502m。
7時23分。国師ヶ岳登頂。
しのび寄ってきた雲海が、ガスとなって襲ってくる。
どんどん周囲をガスが覆っていく。
眺望はなくなってしまった。
山では数分の間に天候が変わる。
だから防寒着や雨具は必需品だ。
7163.11/15/2014
雲上の国師ヶ岳へ...4
夢の庭園から国師ヶ岳までは短時間の距離だ。
国師ヶ岳の稜線には心配な雲は見当たらなかった。
木道と階段が設置されていた。
7時9分。
前国師ヶ岳に登頂。
2400mを越えても、小さな生き物が朝を迎えている。
7162.11/19/2014
雲上の国師ヶ岳へ...3
6時30分。
駐車場で朝食をとって登山開始。
トウヒの先に若芽ができ始めていた。
6時42分。
夢の庭園に到着した。
夢の庭園は、かつての大弛小屋のご主人が発見した。人工的なものは一切使わず、すべて自然の造詣によって日本庭園のような景色が完成していた。
夢の庭園から金峰山方面を望む。
右奥に金峰山頂上が見える。
しのび寄ってくる雲海。
金峰山へは朝日岳を越えて長距離の行程だ。
この日、金峰山へ向かったひとたちはガスに包まれてしまうかもしれない。
7161.11/9/2014
雲上の国師ヶ岳へ...2
大弛峠は、金峰山への登山口として一般的だ。
そのほかには甲武信ヶ岳へも行けるが、片道6時間の行程なので、長期縦走者でないとここから甲武信ヶ岳へ行こうとは思わない。
朝日が雲に当たってきた。
この時間に間に合わないと塩山へは戻れなくなる。
今回の山行は国師ヶ岳と北奥千丈ヶ岳(きたおくせんじょうがたけ)を目指す。
大弛小屋。
屋根には太陽光パネルが設置されていた。
最近の山小屋の多くは電気を太陽光で集めている。
アームタイツを白に変更した。
黒は光を吸収し暑くなるので白にした。
7160.11/8/2014
雲上の国師ヶ岳へ...1
7月21日。
夏休みが始まった。
20日の深夜に鎌倉を出発し、中央高速道路勝沼インターチェンジまで2時間もかからなかった。
それは6月下旬に開通した圏央道相模原愛川と高尾間のおかげだった。
国道1号線の影取交差点から一気に新湘南バイパスに乗る。茅ヶ崎ジャンクションで圏央道へ。未開通区間の寒川北インターでいったん下りる。一般道路を北上して、ふたたび圏央道の海老名インターに入る。そこからはもう信号機はない。中央高速の八王子ジャンクションで合流。そのまま勝沼へゴーだった。
大弛峠(おおだるみとうげ)駐車場。
わたしは4時半に起きて、周辺を散策した。
深夜から未明にかけて多くのハイカーが車で来ていた。
2365m。
大弛峠は車で越えられる最高地点だ。
だから、早朝には雲海を見ることができた。
2000m以下の雲は雨を降らす雲だ。
だから湿度が高くて重い。