7059.3/21/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...10
6:35。
甲武信ヶ岳下山開始。
早朝の奥秩父が朝日に輝く。
足元の草木は完全に凍っていた。
木賊山に戻る。
戸渡尾根分岐。
杉の新芽が伸びていた。
かなりハードな下り。
7058.3/18/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...9
10月13日。
4:44。
日の出を見るために起きた。
一階のストーブ周辺。すでに小屋の電灯は灯っていた。
5:45。
木賊山方向の空がオレンジ色に染まった。
気温は氷点下。
5:46。
2500mの高地では、もう多くのひとが朝の準備をしていた。
7057.3/16/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...8
甲武信小屋には風呂がない。
ほかの多くの山小屋と同じだ。
わたしは、ウェットティッシュを持参して、小屋で過ごすときはからだを拭くことにしている。
夕飯はカレーライス。
宿泊は二階。
この夜は多くの登山者があり、ひとりのスペースは畳半畳だった。
男女もいっしょ。
消灯は8時半。
山では早朝に出発するひとがいる。だから、消灯時間は早い。また発電そのもののエネルギーを節約する意味もある。
消灯してからぺちゃくちゃと喋る礼儀知らずが若者のグループにいた。
すぐ、年配の登山者に喝を入れられていた。当然です。
7056.3/15/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...7
宿泊を伴う山行の醍醐味は、急いで下山しなくていいことだ。
山小屋に戻り、遅めのランチ。
定番のインスタントラーメン。日陰になると急に気温が低下する。
あたたかい食事が嬉しい。
ハムとチーズ。
ハムとチーズのサンドパン。
おしゃれなデッキ。
テントサイトもいっぱいだった。
大学時代を懐かしく思い出す。
夜は冷えるだろうなぁ。
7055.3/11/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...6
10月12日。
甲武信ヶ岳頂上周辺はまだ紅葉は完全には始まっていない。
しかし、山肌にはうっすらと黄色くなった樹木が見えた。
ついつい山頂からの写真には富士山を入れたくなってしまう。
多くの時間と労力をかけて、山に登る。
頂上は登山の目標の一つだ。
しかし、2500m近い山頂は空気も気圧も平地とは大きく違う。
また、さえぎるものがないので、よほど天候が安定していないと風の攻撃を受け続ける。
だから、大きな目標なのに、頂上に滞在する時間は短い。
7054.3/9/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...5
遠方に目をこらす。
先月登頂した金峰山の特徴ある山頂が見えた。
甲武信ヶ岳頂上直下の甲武信小屋。
12:58に到着した。
ここはテントサイトと山小屋の両方がある。両方とも登山者で満杯だった。
こういう山小屋の暮らしは不自由が当然だ。
ここでは、入り口近くに1リットル50円で水を販売していた。
かなり良心的といえる。
13:37。
甲武信小屋に荷物を置いて軽装になり、甲武信ヶ岳登頂。
2475m。
甲斐の甲、武州の武、信州の信の3つの境界地。いまは山梨県・埼玉県・長野県の3つの県境にあたる。
快晴。
最高に気持ちがいい。
7053.3/8/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...4
甲斐路は山が深い。
手前の湖は人工的にダムを造ってできたもの。
水力発電所がある。
12:31。
木賊(とくさ)山登頂。2469m。
甲武信ヶ岳が見えてきた。
7:09に歩き始めたので、ここまで5時間20分。
かなりのロングコースだ。
7052.3/2/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...3
晴れは嬉しい。
夏の炎天下はごめんだけど、雨ばかりの山行が続いていたので、日差しを浴びた山道や植物を見ると、幸運に感謝したくなる。
尾根の途中から見えたかたちのよい峰。
倒れた杉の古木。
その古木を養分にして、小さな杉の若木が芽を出している。
7051.3/1/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...2
ひとがあまり歩いていない山道は当然、踏み痕がないので「道」っぽくない。
木と木の間に続く地面を手がかりに進んでいく。
砂っぽい地面が登場。
すわっ。
大理石か!
後で知ったのだが、ここはかつてガラスの原料になる珪石がたくさん採れたところだそうだ。どうりでときどきトロッコ列車のレールが無造作に捨ててあった。道だと思って進む尾根は、全部、そのトロッコ列車の軌道だったのだ。
このトロッコは明治時代の後半から太平洋戦争まで塩山駅へ珪石を運んでいた。
8:25。
小さないのちはひとが珪石を掘りつくして消えてしまっても、いまもずっと生き続けている。
2000mを越えていくと少しずつ紅葉が始まっていた。
7050.2/25/2014
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)山行...1
週末を楽しみに、ウィークデーを過ごす。
週末が近づくと、整理した山道具を取り出して、順番にザックに詰めていく。
パッキング作業は、大事な準備だが、わたしは気持ちがわくわくして、何をどこに詰めたのかを忘れてしまうことが多い。
8月の尾瀬。
あれ以来、宿泊を伴う山行をしていなかった。
遠隔地に行ったとき、帰り道が、いつも疲れる。
ただ遠いからというだけではない。
あーもう旅が終わってしまったという切ない気持ちが全身の疲労感を増していく。
10月。体育の日がからんだ三連休の週末。
わたしは一泊の山小屋宿泊山行を計画した。宿泊は甲武信小屋(こぶしごや)。甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)の山頂近くに立つ山小屋だ。
中央高速道路勝沼インターチェンジから西沢渓谷へ。
西沢渓谷は紅葉で有名な観光地だ。
10月12日はまだ紅葉は始まっていなかったが、早朝から多くの車が無料駐車場に集まっていた。
戸渡尾根(とわたりおね)は、尾根とはいうが、どこが道なのか、途中からわからなくなるなかなかミステリアスなコースだった。