7009.11/30/2013
尾瀬山行(3)...4
空が明るくなってきた。
大入洲半島がはっきりと確認できた。
きのうは山を下りてきて、半島の向こう側を歩いて長蔵小屋まで来た。
低い雨雲がどんどん尾瀬沼から遠ざかっていく。
刻々と変わっていく燧ケ岳の姿。
7008.11/26/2013
尾瀬山行(3)...3
4:47。
夜明けが近い。
大入洲半島。
沼全体が霧のなかに沈んでいく。
地表から立ち上る水蒸気が視界に幕を作る。
水面はまるで雪原のようだった。
燧ケ岳は、まだ雲をかぶっている。
7007.11/24/2013
尾瀬山行(3)...2
4:40。
大江湿原の朝。
まるで日本画の世界だ。
何も考えないで、からだが感じたことをそのまま受け止めたくなる。
燧ケ岳頂上から雲が下りてきた。
7006.11/23/2013
尾瀬山行(3)...1
2013年8月7日。
尾瀬沼の長蔵小屋。
わたしは、午前4時に起床して、防寒具を着込み、尾瀬沼のほとりを歩いた。
4:36。
きのう苦しんだ燧ケ岳が朝を迎えようとしている。
わずかな時間で、少しずつ明るさを増していく。
標高1668m。
元長蔵小屋。いまは修理中だった。
尾瀬沼が幻想的な景色を見せ始めた。
宿泊客も、カメラを持参して岸辺に集まってきた。
7005.11/19/2013
尾瀬山行(2)...13
静かに夜が近づく。
湧き出る自然水に、持参したワインを浸しておいた。
瓶ではない優れもの。
靴洗い場。
小屋の内部。
ワインで乾杯。
肴はチーズ、ジャコ、海苔。
尾瀬山行(2)完
7004.11/17/2013
尾瀬山行(2)...12
就寝前のひととき。
新聞もラジオもテレビもない。
一日の山歩きを思い出しながら、コンロで沸かしたお湯でダージリンを飲む。
ハイカーに小屋の住人と間違えられた。
雨雲を突き抜けた遠い空に夕暮れが見えた。
オレンジ色に染まる長蔵小屋前庭。
翌日は晴れるかもしれない。
7003.11/16/2013
尾瀬山行(2)...11
尾瀬は天然のダムになっている。
いたるところから自然水が流れ込む。
長蔵小屋正面には、流れ込む自然水が塩ビ管を伝わって、飲料や手洗い用に使われていた。
公共の尾瀬沼ビジターセンター。
燧ケ岳は頂上がまだ雲の中だった。
18:24。
長蔵小屋は静かに夜を待つ。
一階は団欒室や食堂。寝室はおもに二階。
夕方になってやっと雲が切れて青空が見えた。
7002.10/12/2013
尾瀬山行(2)...10
尾瀬の山小屋は、だいたい朝食や夕食の時間を決めている。
夕食は午後5時が基本だった。
それ以前に山小屋に到着していないと、遭難したか、キャンセルしたかと思われてしまう。
16:43。
タイムリミットが迫るなか、長蔵小屋を視界にとらえた。
16:48。
長蔵小屋に到着した。
すぐに入浴。温泉が疲れて冷えたからだを迎えてくれた。
17:40。
夕食タイム。山小屋とは思えない食堂で、グビッと生ビール。至福のとき。
長蔵小屋正面。
7001.11/10/2013
尾瀬山行(2)...9
燧ケ岳山頂に長居をしても、天候の回復は期待できなかった。
すぐに下山を開始した。
登ってきたナダッ窪沢ではなく、長英新道を尾瀬沼に向かう。
途中、雫をいっぱいつけた黄色い花が迎えてくれた。
14:17。
長英新道の途中で、尾瀬沼が眼下に広がった。
長英新道はだいぶ道が壊れたいた。
尾瀬特有の木道は見られなかった。
ひたすら下り始めて3時間。
16:22。
やっと樹林帯まで下りた。
樹林帯の向こうに今夜の宿がある尾瀬沼が見える。
7000.11/5/2013
尾瀬山行(2)...8
8月6日。12:44。
御池岳を右に見ながら、左手に燧ケ岳。
山頂直下に、雪渓を発見した。
北斜面の日影部分に残った雪渓は、おそらく夏の間中消えないのだろう。
見晴新道とナダッ窪沢の分岐点。
東北地方最高峰燧ケ岳山頂。
2356m。
13:15。
登頂。雨とガスで何も見えなかった。