6999.11/4/2013
尾瀬山行(2)...7
2000m近くになって、尾瀬沼一帯が見下ろせるようになった。
山頂方向は、大きな雲のかたまりが新潟県側から継続的に流れている。
ときどき雲が切れるが、それがどこの山を示しているのかはわからない。
12:44。
ナダッ窪沢登山道に入山して2時間15分の登りを終えて稜線に出た。
視界に燧ヶ岳をとらえる。
なんと、8月上旬に、燧ヶ岳頂上直下には雪渓が残っていた。
6998.10/29/2013
尾瀬山行(2)...6
ナダッ窪沢登山道。
10:30に入山した。
木道はいたるところで朽ち果てていた。
徐々に傾斜がきつくなる。
沼尻から100mぐらい登って振り返る。
尾瀬沼が眼下に広がる。
登り始めて1時間以上が経過した。
雨雲が静かに登山道を包み始めた。
一瞬、山頂方向の雲が切れて光が見えた。
6997.10/27/2013
尾瀬山行(2)...5
かねてからの予定では、見晴から燧ヶ岳に入ろうと計画していた。
しかし、雨が続いていたので、見晴にあった第二長蔵小屋のご主人のアドバイスを受けて、沼尻で判断することにした。
見晴を出たのが8:18だった。沼尻には10:00に到着した。
登るか、登らないかの判断はぎりぎりのタイミングに達している。
沼尻休憩所。
ここまで来て尾瀬沼の鑑賞だけでいいのか、無理をして登山をする方がいいのか、多くの登山者が悩む。
正面がナダッ窪沢。
冬場になると、雪崩が起こるから「ナダックボサワ」と呼ばれる急傾斜の登攀を決断した。
雨は一時的にやんでいた。
6996.10/26/2013
尾瀬山行(2)...4
白沢峠から、ひたすら沼尻を目指す。
湿原は、絶え間ない小雨によって、本来の湿った姿を現した。
湿原の中には、小さな池が点在した。
それぞれの池には蓮に似た花が咲いていた。
木道がすっかり濡れている。
登山靴の靴裏は、ゴムでできている。からだのバランスを崩すと木道の湿り気で大きく滑って大けがをする。
沼尻近くになったとき、燧ヶ岳を包む雲が切れて、山頂部が見えてきた
6995.10/20/2013
尾瀬山行(2)...3
尾瀬ヶ原はだいたい標高1400m。
尾瀬沼はだいたい標高1600m。だから、尾瀬ヶ原から尾瀬沼へは緩やかな登りになる。
うっそうとした森を木道が貫いている。
防腐剤を使用していないので、雨に濡れると、少しずつ腐ってしまう。
所々、普通の山道が出現する。
9:30。
尾瀬ヶ原と尾瀬沼を分ける白沢峠に到着。
雨。
6994.10/20/2013
尾瀬山行(2)...2
7:34。
温泉小屋前にて。
雨のやんだときを狙って、いざ出発。
温泉小屋全景。
樹幹から細かい霧が上昇していく。
地表が暖められ、水蒸気が発生しているが、すぐに冷やされている。
高度によって気温に違いがあると思われる。
8:18。
燧ヶ岳登山口。第二長蔵小屋。ここのご主人が「きょうはここからの登りは道が荒れているので止めた方がいい」と指摘する。
このまま尾瀬沼の沼尻(ぬじり)を目指して、そこで最終判断をすることにした。
6993.10/16/2013
尾瀬山行(2)...1
8月6日。夜は雷の音が尾瀬ヶ原に響いていた。
6:29。温泉小屋の朝食。
少しずつ他品目が嬉しい。ご飯とみそ汁はおかわり自由。
2日目の尾瀬は、雲が低く、細かい雨が降っていた。
温泉小屋の前のベンチは、夜からの雨でどれも湿っていた。
この日に登頂を目指す燧ヶ岳方面。雲が多くて登頂は難しい。
6992.10/14/2013
尾瀬山行(1)...14
16:35。
なんと青空が見えてきた。
雲の上では夕焼けかなぁ。
夕飯。
ご飯とお味噌汁はおかわり自由。
メニューの豊富さに驚いてしまう。
こういう食事を提供するから、少しずつ山登りが多くのひとたちに広がってきたのかもしれない。
夕暮れ間近。
18:05。
高層の雲。まだ上空は気温が低いことを示していた。
尾瀬山行一日目、19:30には消灯。
(尾瀬山行(1)了)
6991.10/8/2013
尾瀬山行(1)...13
温泉小屋。
一泊二食。翌日昼のおにぎりをつけて、一人10300円。
もちろん予約が必要。
山小屋のなかでは、かなり値段が高い。
スギゴケ。
室内は信じられないほど掃除が行き届いていて、ワックスで床が光っていた。
歯磨き粉、石鹸、シャンプーは使用禁止。
それでも、水が流しで自由に使えるのは、山登りでは贅沢というもの。
多くは近くの水場までタンクを抱えて往復1時間ぐらい汲みに行くのだ。
夕食前にふたたびビール。
6990.10/5/2013
尾瀬山行(1)...12
11:50。
温泉小屋に戻って、ランチ。
山歩きの楽しみのなかで、わたしが一番好きなのは、食事。
まずはワイン、チーズ、手作りのパン。
主たるメニューは、イギリスパン、チェダーチーズ、トマト、ソーセージ。
至福のとき。
いただきます。
温泉小屋前のベンチ。
晴れていれば、ここで多くの登山者がコンロを出して食事をするのだろう。
なめこうどん。
冷えたからだを温めてくれた。
瓶ではない入れ物のワインが優れもの。
一つが250mlで、わたしは4袋も運んできた。
15:00から温泉に入れる。
ものすごく熱いお湯だったので、湯上りに思わず買ってしまった高価な缶ビール。
夕方になって、雲が切れてきた。