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6839.10/6/2012
フェイスブックより...10

 8月26日。

 きょうの湘南は午前6時で30度。近くの中学校グランドで6時半から野球の練習。鎌倉市社会人軟式野球秋季大会に参加しているチームです。壮年の部なので40歳以上。8時半までの練習で脱水になるかと思うほど汗をかきました。
 場所を中外製薬のグランド(鎌倉市が借りている)に移して10時から11時半まで試合をしました。春季大会は一回戦負け。今回は6対3で勝ちました。
 ことしの2月に創設したチーム「爺(じじい)」にとって初勝利となりました。
 午後3時から大船に繰り出して、祝勝会です。
 あしたは仕事なのに、メンバーの肝臓と胃袋は休日知らずです。40歳を過ぎて、住んでいる地域にいっしょに馬鹿ができる仲間がいるのは、いい地域社会です。

 「地域」とは何だろうという問いが、フェイスブック上で語られたときに投稿した。地域とは「ひと」であり「つながり」である。

 8月30日。

 教員を目指すひとに特化した大学院。全国で半数近くが定員割れ。大学から数えて6年間も単位を取得しないと得られない教員免許。大学に通う経済力がないと教員免許が取得できない。やっと取得しても10年ごとに自費で更新のために大学に通いなおす。そして魅力は急低下。いったいどういう経済層・社会層の「こども」がこれから教員になっていくのでしょう。

 教員を30年近く続けながら、後継の若者に「この仕事はやめた方がいい」というのは、とてもつらい。しかし、よいところばかりを強調して、負の側面を伝えないのは無責任だ。

6838.10/2/2012
フェイスブックより...9

 8月22日。

 この夏は休みの学校が多かったにもかかわらず、いじめに関する実態が教育委員会から多く発信されました。自殺という悲劇が各地の行政官を動かしたのかもしれません。
「未然に防げず申し訳ありませんでした」「こどもの声が届かず遺憾です」などと教育長らが頭を下げる場面が見られました。
 しかし、加害者や加害者の保護者が頭を下げる場面は一度も見ませんでした。何でもかんでも教育委員会がかぶらなきゃいけないとは思いません。
 当事者の反省や謝罪なしで、問題をスルーしている気がします。
 大津市で加害者のひとりだったこどもが転校先でも暴行事件を起こしたときのうの毎日新聞が報じていました。「こどもどうしの暴力沙汰であり、いじめではない」と学校関係者がコメント。いじめであるかどうかが問題なのではなく、暴力行為を繰り返すこどもの生活や人格を見つめなおす必要があるのではないでしょうか。

 当事者やその保護者がまったく謝罪も反省もしていない印象を受けた。それでは問題は繰り返されるだろう。

 8月25日。

 2012年8月23日(木)。築地魚市場(東京中央卸売市場築地市場)。
 「公約無視の移転に反対する」という東中労(東京中央市場労働組合)の看板が、場内入口の大通路に掲げてありました。
 民主党はここでも公約を無視しちゃっているみたいです。
 卸売市場法を改正し、市場を通さなくても、生産者が流通業者へ販売できる規制緩和が容認されました。これにより、食品価格の安定を市場がコントロールできない時代が始まります。大手スーパーや格安大規模小売店が、品物の状態を確認もしないで、生産者から大量買付けをし始めています。
 築地魚市場は、銀座・有楽町から海へ向かった一等地にあります。ここに巨大なリゾート施設や運動施設、外国の要人を招く迎賓施設を整備すれば「東京のステータス」はいまよりももっと上がるでしょう。まさか、そんなことを目指して、魚市場を締め出そうとしているわけではないですよね。

 歴史ある築地魚市場を、東京都が強引に移転させようとしている事実を、もっと多くのひとが知ってほしい。移転予定地の豊洲では地下から毒性物質が染み出ていたことが判明している。

6837.9/30/2012
フェイスブックより...8

 8月19日。

 [時事通信社]配信の記事をウォール・ストリート・ジャーナルが掲載しています。
 「I-JI-ME」は外国語になりそうです。
「茨城県常陸太田市の市立中学校の男子生徒が16日に自殺し、残されていた遺書とみられる家族宛てのメモには「同学年の男子3人にいじめられた」といった内容が書かれていた。同校は自殺を受け、聞き取り調査を実施。その結果、男子生徒に対して「死ね」といった内容のメールを一つの携帯電話から、8月に入り、複数回送っていたことが判明した。生徒と3人は友人だったという。学校側はいじめに関するアンケート調査を行っていたが、その際は男子生徒に対するいじめは確認できなかった」
 大津市の出来事と似ていますね。
 学校側のアンケートに正直に答えない(答えにくい・答えられない)ケースが明らかになりました。
 頼む!遺書を残して死んでもあなたの苦しみは変わらず、苦しい日々が終わったことにはならない。
 死なないで。
 遺書を書いている姿を想像するだけで、親でもないのに胸が苦しいよ。

 死んで苦しみから逃れたいという考え。そこまで追い詰められているのに、家族や友人が気づかない現実は、ひととひととの関係性が希薄になりすぎている象徴でもあるだろう。

 8月21日。
 
 きのう伊東駅周辺の「伊東温泉七福神の湯」という区(という独自の自治単位があるらしい)ごとにある日帰り温泉めぐりをしました。
 これ、いわゆる銭湯ですが、どこも温泉というのが、ほかと違うところです。
 七福神ですが、なぜか銭湯は8つありました。どこも250円から300円で入れます。いま水道水を沸かす銭湯は450円ぐらいで全国統一料金だと思いますが、かなり安いですよ。しかも、区に住んでいるひとは80円でした。
 帰りは熱海の地元のひとが立ち寄る食堂を探して、山形正宗と鯛を堪能しました。

 まだまだ日差しが強かった伊東、熱海の夏。懐かしいなぁ。

6836.9/29/2012
フェイスブックより...7

8月18日。

 こどもはおとなよりも残酷になれます。
 とくに10歳以前のこどもです。
 脳がまだ自己を認識する以前だからです。
 ひとの脳は自己の認識に10年もかかります。自己を認識する以前は、親の庇護が必要です。
 しかし、親から離れた場面では、あらゆる手立てを使って自己を守ろうとします。本能が働くからです。
 ひとの傷みや苦しみを想像できるのは、10歳以降の脳です。
 この話は一般的すぎます。
 実際には個人差があります。
 しかし10歳以前で自己認識が始まっていると「だれかの模倣では」と考えたほうがいいでしょう。わたしは、11歳になっても12歳になっても「自分なんかわからない」「困ったときには親がいる」と開き直っている(ように見える)こどもが増えている実感があります。残酷になれる精神状態のまま、思春期に突入すると、自己と自我が区別できなくなる不安が生じます。

 切れていく若者。増えるいじめ加害者。
 フェイスブック上で語られる感想や疑問に、大脳生理学の考えから意見を呈した。

 8月18日。

 いじめの報告があった教育委員会。
 そのうちのいくつかは「いじめたこどもを出席停止にしたことによって、いじめ再発の防止に役立った」と結論付けました。
「おい、俺がいじめたなんてセンコーにちくんじゃねぇぞ」「わ、わ、わかりました」という陰湿・隠蔽に発展しないか心配です。
「あそこのお宅の息子さん、いじめで出席停止ですって」
「えー、だから昼間っからゲーセンでぶらぶらしていたのね」ご近所に話題まで提供しそうです。

 いじめ解決の安直な方法として、加害者の学校排除が正論になろうとしていた。
 出席停止とは、学習権の剥奪であり、教育の機会剥奪である。そうまでしないと成立しない学校集団なら、まず集団の規模や同年齢制の再考など、公教育制度を見直すべきだろう。

6835.9/25/2012
フェイスブックより...6

 8月10日。

 群馬県桐生市の建設工事現場でバイトをしていた中学生が事故死した。中学生は夏休みだからバイトしていたのではない。バイトを請け負った建設会社社長によると、近隣の中学校校長と保護者に頼まれ、数年前から「不登校生徒」をバイトとして受け入れていたという。関係者にしかわからない事情があるのでしょうか。複雑な心境です。

 続報あり。学校は不登校生徒の人数をこのようなかたちで減少させていたことが発覚した。学校外でも教育上必要な活動と認めて「出席扱い」にしていたのだ。
 なんとも姑息な。

 8月15日。

 1945年8月15日。大日本帝国の最高意思決定機関が連合国の無条件降伏受け入れを表明しました。
 しかし、南方ではそのことを知らされず、数日後まで戦闘が続きます。
 厚木基地では無条件降伏に反対する一部の兵士が連合軍へ反撃を試みました。
 満州では、多くの日本人捕虜がシベリアへ拉致されました。満州を実効支配していた関東軍(日本の軍隊)は、15日以前にひそかに満州を離れ、本国に帰還しました。残された下級兵士や家族たちに過酷な運命が襲いました。
 朝鮮半島、中国大陸、東南アジアの島々では、大日本帝国からの植民地支配から脱却し、自主独立の気運が高まっていきます。
 しかし、実際はアメリカとソビエトの代理戦争の舞台へと移行しました。
 広島市と長崎市には、新型の無差別大量殺人爆弾が投下され、放射能地獄が始まりました。
 わたしの祖父母は当時満州にいてタバコ屋を開業。祖母と長男(わたしの父)・三男は決死の脱出行で博多に、祖父は中国共産党軍の捕虜になりました。次男と長女ははしかで亡くなったと聞いています。地元のひとに預けたのか、本当に病気で亡くなったのかはわかりません。
 どんな戦いも権力者や作戦参謀たちは、最後まで生き延びます。真っ先に敵の盾になり、こっぱ微塵になるのは、一般のひとたちです。

 終戦の日に、政治的な考えを述べた。投稿を読んだひとからの反応が多かった。

6834.9/22/2012
フェイスブックより...5

 8月9日。

 今夜は日本酒の会。日本酒大好き仲間が独身者のマンションに集まって、自慢の日本酒を持ち寄り、乾杯します。だいたい夏と冬に開催しています。わたしは今夜は板長。メインは日本酒なので「ご飯」はなし。豚ばら肉のウンペイロウ、鶏モモ肉の蒸し料理、今夏初挑戦の生パスタを使ったサラダを用意します。魚は片瀬のメンバーが市場の知り合いから直送の予定です。6人ぐらい男女が集まりますが、悲しいことにわたしが最年長です。

 いま思い出しても楽しさがよみがえる。
 あの夏の日よ、もう一度。

 8月10日。

 仙台の私立学校でタバコの火をからだに押しつけられ火傷を負った男子。学校は、友人に頼んで自分の腕にタバコの火を押しつけてもらっていた(20箇所以上)と説明。男子の保護者は「学校の説明は信じられない」と反論した。わたしも、信じられない。

 去年の大津市での自殺事件を受けて、今夏は教育委員会が各学校にいじめに関する再調査を命じた。その結果、次から次へと発覚したいじめの実態。なかには自殺まで隠蔽されていたこともある。
 上記の私立学校の例は、学校と言う責任逃れ体質があくまでもいじめを認めようとしない一例になった。

 8月10日。

 大津市の自殺事件の中学校。ことしの5月に、いじめ加害者の不適応行動を注意した女性教諭が反撃にあった。小指骨折。管理職判断で警察への被害届は出さなかった。隠しとおせると判断したのでしょうね。これまた、信じられない。

 続報。9月の職員会議で県教委の指導を受けて、校長はほぼ独断で警察への被害届提出を決めた。教職員の多くは「すでに怪我が回復し、生徒との関係もよくなっている」と反対した。

6833.9/18/2012
フェイスブックより...4

 8月3日。

 わたしはたくさんこどものときにケンカをしました。殴ったり、蹴ったりもしました。ケンカした相手と仲直りしたかどうかは覚えていませんが、いつもいっしょに山や川を駆け巡った友だちとばかり、ケンカしていました。
 年齢は上下に幅がありました。 
 そこに自然と上下関係が出来上がります。強いもの、賢いもの、状況判断が早くて正確なものが上位を占めていました。
 だから、ケンカをするとき、自分よりも下位のものを相手にするのは「最低なやつ」「卑怯なやつ」でした。下位に勝ってもメリットはなかったからです。上位のものが「お前、影でこそこそやってないで堂々と向かって来い」と言ったら、戦わなければいけなかったのです。
 たいてい上位のものは、いわゆる学校の勉強はあまりできませんでした。いわゆるガキ大将の価値が下落した頃から、こどもの世界に絶対的な存在が消えて、無秩序が横行したのかもしれません。
 ひとを自殺にまで追い込む言動を、もしも当時のわたしがしていたら、上位から3番目ぐらいのひとがやってきて「お前は人間のくずだ」とビンタを食らったでしょう。
 大津市のいじめ自殺に関する投稿が多く見られた頃、いじめ被害をなくすにはどうすればいいかというコメントが多かった。しかし、そのコメントを読むと、投稿するひと自身のケンカや闘い、争いやいじめ経験がまったく感じられない評論家的なものばかりだった。
 だから、わたし自身の経験を暴露することによって、視点を換えようと考えた。

 8月4日。
 きのうは日直でした。8時半に出勤して午後5時まで職員室の電話番をします。朝と帰りにだれもいない校舎の見回りをします。ポストの郵便物を取り込みます。工事や納入の業者さんの対応をします。転入を希望する保護者に必要な手続きをします。転出(転校)する保護者に必要な書類を作成して渡します。
 たくさん仕事があるようですが、8月3日の学校では電話対応と郵便物、校舎巡回以外は仕事がありませんでした。なんと、これを毎日教員が交代で2人体制で夏休み中はやるのです。日直は電話番なので、教室に行って教材つくりや授業研究をすることは許されていません。わたしの次の日直は27日です。

 夏休み中の小学校教員って何をしているのかな?という素朴な疑問に応じた。

6832.9/17/2012
フェイスブックより...3

 8月1日。

 中国では「ひとりっこ政策」で2人目のこどもには戸籍が与えられないそうです。そういう無戸籍のひとが人口の1%もいて、1300万人ぐらいだろうと言われています。
 もともと人権意識の低い政権なので、このひとたちは学校にも行けず、医療も受けられず、どうしているのでしょうか。すでに20歳近いひともいるはずです。
オリンピック体操団体で優勝した中国男子チーム。同じ中国人のなかに「中国人として認められていないひとが日本の人口の10%以上もいる」という現実。中国では、ナショナルスポーツって、恵まれているひとたちに与えられる特権のような気がします。日本ではどうなのかな?


 ロンドンオリンピックが開催され、中国選手の活躍が報道されていた時だった。
 同じ中国国内の無戸籍児童の悲劇が新聞に掲載されていた。その対比をフェイスブックに投稿した。

 8月2日

 社会性不全(社会通念や常識が理解しづらい)・コミュニケーション不全(場の空気を読みにくい)・イマジネーション不全(相手の気持ちを察しにくい)。この3つの特徴をもつ「自閉症スペクトラム」脳の持ち主はとても多くいます。
 典型的か非典型的か、知的能力の差異などによって「アスペルガー」「カナー」「高機能」「広汎性」など分類されますが、根っこはこの3つの特徴です。
 偏差値の高い大学を卒業して、大学院で博士号を取得して、大企業の研究職になっているひともいます。
 日本の公教育制度は「学力重視制度」なので、勉強さえできればたいがい就職まではたどり着けます。
 しかし、日本社会は対人関係や上下関係を重視するので、自閉症スペクトラム脳の持ち主は、就職したとたん、混乱し、戸惑います。
 自閉症スペクトラム脳は「発達障がい」の一つなので、一言で「発達障がいのひとたちは」と言い切ると、まったく異なる脳の障がいのひとまで同じ特徴があるように勘違いされてしまいます。
 昨今の裁判の判例では、アスペルガー症候群と認められても、それで無罪、もしくは減刑されることはなくなっています。だから、自閉症スペクトラム脳の持ち主は、就学前から徹底して「社会に順応する手立て」を段階的に学習する必要があります。なのに、それらは普通公立学校では実施されていません。特別支援学校、特別支援学級に入らないと学習できません。


 関西で自閉症を理由に刑期が長くされた判例があった。そのことに関してフェイスブック上で怒りの声が上がる。それを受けて投稿した。

6831.9/16/2012
フェイスブックより...2

 フェイスブックで「ともだち」を増やすには、ともだちになりたいひとに「ともだち申請」をする。画面上にボタンがあるのでそれをクリックすると、相手にEメールが送られる。相手が「承認」すると返事が来る。反対に「承認しない」と返事は来ない。そして、相手のフェイスブック画面上には二度と「承認してくれなかった」ひとの情報は載らなくなる。
「せっかくともだち申請したのに、どうして承認してくれないんだよ」
 無用なトラブルを防ぐためだろう。
 実際には、会社で上司が部下に「ともだち申請」をして、部下が承認すべきかどうか悩むケースが増えているという。個人的な情報を会社の上司が知っているというのは、公私の区別がつけにくくなる。

 幸いにもわたしが申請した「ともだち」は全部承認された。
 すると、その「ともだち」たちが投稿している記事や写真が時系列で、だだだーっとわたしのフェイスブック画面に表示された。
 つまり「ともだち」を増やすことによって、「ともだち」が発している情報に触れることができるのだ。
 「ともだち」の記事には、コメントをつけることができる。そこにはわたしではないほかのひとのコメントもたくさんついている。でも、そのひととわたしはともだちではない。それは、わたしの「ともだち」が「ともだち」になっているひとなのだ。
 とてもやっかいだ。
 記事の下に「いいね」と書いてあるボタンがある。コメントを書くのではなく、記事に対して賛意を示すとき、このボタンを押す。すると「いいね..1」のように数字がつく。「いいね」の数字が多いほど、賛意を示すひとが多いことがわかる。

 わたしは、ほぼ直接会って飲んだり食ったりしたことのあるひとばかりを「ともだち」にした。
 だったら、インターネット上ではなくて、直接会えばいいじゃないかと思う。
 しかし、いまは遠隔地にいたり、仕事が違ったりするひととは、かつてのように会うことができない。だから、インターネット上で交流しようと思った。

 8月に入り、わたしは夏季休暇と有給休暇を連続して取得した。
 だから平日から家にいることが可能になった。
 朝食をとって、部屋の整理などをしたら、パソコンを起動させる日課を始めた。
 毎日、午前9時ごろにフェイスブックにアクセスする日々が始まった。
 ここでは、そんなアクセスで、わたしがフェイスブックに投稿した記事を再現する。

6830.9/15/2012
フェイスブックより...1

 フェイスブック。
 知っているひとと知らないひとと、はっきり分かれる。
 なんとなく知っていても、詳しくはわからないひとも多いだろう。
 また、知っていると思っているひとも、全部の機能を知っているわけではないだろう。

 フェイスブックと言っても、本ではない。
 インターネット上の小さなつながりだ。
 ひとによっては、巨大なつながりだが、わたしは小さなつながりに留めている。

 パソコンを起動して、インターネットエクスプローラなどのブラウザ(インターネット閲覧ソフト)をスタートする。ふつうはホームページを閲覧する。
 そのホームページのなかに、ただ情報を「見る」だけでなく、自分の考えを投稿したり、写真や動画を送ったりできるページがある。そのなかの一つがフェイスブックだ。
 おそらくフェイスブックを運営している会社があるのだろう。
 始まりはハーバード大学だったか、ともかくアメリカの有名大学の学生だった。学生相互の情報交換用に開発したプログラムがフェイスブックだった。学部や学科、学年が違っても、考え方が似ているひとどうしがパソコンを通じてつながりあえるように開発された。
 だから、フェイスブックに登録するには、ある程度の個人情報を登録しなければならない。どこのだれだかわからないひとは信用できないので登録できない。登録された情報を公開することもできる。個人情報を公開することによって、信憑性を増して、より親密度の高い「仲間」を作っていくことができる。

 インターネットは、匿名性が高いので「なりすまし」が横行する。女だと思ってメールのやりとりをしていたら「男」だった。20歳の若いサラリーマンだと思ったいたら、定年退職した女性だったなど、実物とかけ離れても、だまされてしまう可能性がある。
 またホームページの情報も、本当とはかけ離れているものも多い。とくにひとをだますことが目的で作成されたホームページはとても巧妙にできている。

 わたしは、知人に紹介されて、たまたまフェイスブックに登録した。
「いまどきフェイスブックも知らなくて、学校の先生なんて言えないですよ」
 そうは言われてもなぁ。
 実際、知らなくても、ずっとやって来られたんだけど。
 2012年4月に登録したが、仕事が忙しくて、登録しただけで終わっていた。

 8月に入り、こどもは夏休み。
 かなり自分の時間が取れるようになったので、毎日、決まった時間を使ってフェイスブックにアクセスするようにした。
 するとそこにはわたしの自己紹介情報と、わたしをフェイスブックに紹介したひとのコメントや写真しか載っていない。
 理由を調べたら、フェイスブックは自分から「ともだち」を作って、互いに情報を交換しなければ、情報の広がりがないことがわかった。
 フェイスブックに登録しているひとを調べることができる。それは全世界のひとなので、かなり絞り込んだ検索が必要だった。そこで、これまで公私にわたって世話になったひとの名前を検索ウインドウに入れてみた。すると、驚いたことに、ほとんどのひとがフェイスブックに登録していたではないか。

 わたしのフェイスブックアドレス。
http://www.facebook.com/#!/yohei.sasaki.771