6069.12/20/2008
創り出す会の足音...No.107
2005年度 新しい学びの創造へ
2005.09.10 by J.Y
秋の湘南憧学校始動!
今週から秋の湘南憧がスタートしました。
7日(水)、オプションタイムに「ジェスチャー漢字」をやってみました。これは、夏休み中にふと思いついたもので、出題者のジェスチャーを見て、そこから連想したものを漢字で書くゲームです。「例えば、やってみるね」といって、私は一度外に出ました。次に、戸を開けて部屋に入るジェスチャーをしました。
「じゃあ、今のを見て思いついた言葉を漢字にして書いてみてね」
すると、すぐに「わかった!アケルでしょ?」とA。「わかった、でもアケルじゃなくてもいいの?」とB。もちろん、それぞれが浮かんだ言葉でOK。すぐに書き出す子もいれば、ゆっくり考える子もいます。ゆっくり考えている子に、繰り返しジェスチャーを見せます。
普段あたりまえにしている行動からたくさんの言葉が連想されることに気づいて欲しかったのです。
なぜ、このジェスチャー漢字をしたかというと、去年からベーシックタイムを始めて、子どもたちは言葉を漢字にすることへの抵抗感が減ったり、字を丁寧に書くようになったり、自分から辞書を引くことなどが習慣になったりしてきました。本を読んで、重要だと思ったところを紙に書いたり、年表にしたり、マンガを描く時、辞書で調べながら漢字でせりふを書いたり。ところが、1日のふりかえり用紙に、自分のコメントを書くことになると、ひらがなが多い。本を見て書き写すことやテキストにある漢字を何度も書くことも大切だけど、自分の普段の行動・その時の気持ちを言葉にして、漢字にすることが今はまだつながっていないのかもしれないと思ったからです。
言葉が浮かんだら、辞書で調べてみようとすすめます。辞書を引くことは嫌がりません。子どもたちは「開ける」「中に入る」「侵入」などとノートに書きました。
「さあ、次に誰か出題者になってくれるかな?私も考える側になってみたい」そう言うと、「2人でやってもいい?」と始めたAとB。
なかなか書き出さない子がいた時は「例えばね〜」と何個か言ってみます。もしかしたら、浮かびすぎて1つに絞れないかもしれない。こんな風にして、子どもたちも順番にジェスチャーをしていたら、予想していたよりも盛り上がり、結局1時間くらい経っていました。
今回、子どもたちが楽しんでくれたこと、それぞれ違う漢字が出てきたことは良い点でしたが、漢字の間違いを直したり、子どもに気づかせるということでは反省点もありました。思いついたことをやってみて、気づくことがあったので、次回に生かしたいと思います。
6068.12/19/2008
創り出す会の足音...No.106
2005年度 新しい学びの創造へ
2005.07.23 by H.H
バザーに向けて
7月24日に笛田リサイクルセンターで行われるバザーに、出店することが決まりました。そのため7月のハーモニータイムは、その準備に多くの時間を使いました。
まずは、話合い。
出店する為にはどんな準備が必要か?ということについてです。
子どもたちから出た意見は以下の通りでした。
@ 品物集め
A 品物チェック
B 値段つけ
C チラシ作り(学校の案内)
D 看板作り(お店が目立つように)
E 担当を決める
昨年の4月から、何かを実行するためには、どんな準備をすればよいかということを繰り返しやってきたからでしょうか。これらの意見はあっという間に出てきました。
品物は全部で70品くらい集まりました。少し汚れているものは拭いてきれいにして、あーだ、こーだといいながら、一品ずつ、値段を決めていきました。
さて、それからが問題。品物に値札をつけるかつけないかで、また話合いをしました。
去年、土曜日のテストスクールでバザーをやった時は、品物に値札をつけました。
今回は、全く知らない人たちに販売します。
「普通のバザーとかフリーマーケットは、大体値段がついてないよ。お客さんが聞いたり、値引きしたりするのが楽しいんだよ。」と、フリーマーケットに詳しいSくん。
「この間みたいに、品物に値段がついていると、何だか安っぽいよね。」とAくん。
「じゃあ、値段つけるのやめる?でも、そうすると、売る人は、値段を覚えなくちゃいけないね〜。大変そうだね〜。」とぼやくスタッフ。
「値段、全部覚えられないよ!」と子どもたち。
さてさて、どうしようか?としばし考える一同。
すると、Aちゃん、「値段は番号つきの表にしておいて、品物に番号をつけて、これ下さいって言われたら、その番号と表を見て答えるのは?」
なるほど〜!それなら、値段を覚えなくて済むし、お客さんとやりとりすることもできます。そういう訳で、今回はそれでやってみようということになりました。
一覧表はパソコンのエクセルを使って、SくんとAちゃんが作ってくれました。
次にとりかかったのは、チラシ作りでした。買い物をしてくれた子どもたちに渡すための学校の案内です。どんな内容を載せればいいのか、また話し合いをしました。それぞれ担当を決めて、まずは下書き。それからパソコンで文字を入力。イラストも加えて、レイアウト。そして印刷、二つ折り。完成まで一週間ほどかかったでしょうか。パソコンで作った地図も入って、とてもよいチラシができました。
そしてバザー1週間前、会場で説明会があり、参加しました。
話を聞くのは、子ども達だけに任せました。品物の上限値段が800円と決まってしまいましたが、それ以外はちゃんと話を聞いていたようです。
学校に戻ってから、最終準備!
区画がわかったので、実際に品物を並べてみます。はじめはどうやって並べたらいいのかわからなかったものの、実際にやってみると、「小さい物は前かな?大きい物は後ろだね。」とわかってきました。
いよいよ明日がバザー当日です。
一体どうなるのか、とても楽しみです!
6067.12/18/2008
創り出す会の足音...No.105
2005年度 新しい学びの創造へ
2005.05.18 by J.Y
4月から約1ヶ月が経ちました。
5月の連休が明けても、子どもたちは相変わらず元気です。旅行などの事情を除いて4月は、子ども達はほぼ毎日登校しました。
私はスタッフとして週2日湘南憧にいますが、今年度から週5日間になり、昨年度の週3日間以上に、子どもたちにとって、本当の意味で湘南憧学校が生活の一部になっていると感じたり、考えたりします。
例えば、ベーシックタイム(言葉や数などを学習する時間)やハーモニータイム(子どもからの提案を受けて、全員で取り組む活動)では自分から「今日はこれをする」と決めて必要なもの(本やテキスト、パンフレット、交通経路の書いてあるものなど)などを持ってくる子もいます。また、次の日もその続きがすぐに取り組むことができます。
もちろん、どんな場面においても「これをする!」と決めることができるのは、一人ひとりによって場面も時間も内容も違います。そういうのは速さを競うものでもないし、自分が本当に何がしたいのかいろんなことを試してみて、その結果少し気づくことができたらよし。今回は何も収穫がなかったように思えても、ふとした時に今回やったことが生かせるのかもしれないと、私は思います(本当は、そういう気持ちを忘れないようにしているところもあります)。それに、この1年間子どもたちから実感として教えられたことでもあります。
また、この1ヶ月は創り出す会に以前から携わってくださっている方にもスタッフとしてご協力いただきました。
創り出す会について十分にご存知で、信頼できる方がサポートしてくださったおかげで過ごすことができました。子どもたちにとっても、私にとっても相談しやすい心強いメンバーです。今後もご協力いただきながら、活動の様子を見て感じて、活動がよりいいものとして創っていけたらと思います。
6066.12/15/2008
創り出す会の足音...No.104
2005年度 新しい学びの創造へ
湘南憧学校は二年目に突入した。
教員スタッフの記録で2年目の足音を確かめる。
……
2005.04.24 by H.H
2005年度の湘南憧学校が始まってから今日で3週間が経ちました。
今年は去年の子ども達に加えて、新しく2名の入学者があり、合計6名の子ども達が通っています。4月2日の新年度には、子ども・スタッフ・保護者と合計27名が揃い、2005年度を一緒にはじめることができました。一年前、開校式で聖火リレーをしたときは、誰も火のついた試験管を持つことができませんでしたが、今年は全員が持って次の人へ渡すことができました。そんな子ども達の姿を見て、何だかとてもたくましく感じました。一年間経ったということ、そして新しいまた一年が始まるということ。身の引き締まる思いです!
4月は遠足と称し、出かける計画が4つも出ました。4つ全てを全員の子どもが行くのではなく、行きたい子どもたちが計画を立てて実行している最中です。
私は先日東京の本屋へ行くという計画を立てた子ども達と一緒に出かけました。初めて駅で待ち合わせをする子どももいたので不安に思っていたのですが、楽しみにしていた子ども達はちゃんと約束通り待ち合わせの場所にいました。電車に乗ること、道を人に尋ねること、予算内で買い物をすることなど、部屋の中では見られない子ども達の活動を目にする事ができました。
ひとつ失敗したのは、時計を持って出かけなかったことです。持ち物リストにみんなでいれるのを忘れていました。時間を見て行動するときは、やはり必ず必要でした。次は絶対に持ってこようねと言い合って帰りました。
年間200日の学びが、それぞれの子ども達にとって実りのあるものになるようにスタッフも努力を重ねたいと思います。昨年は不定期だったスタッフレポートも今後は定期的に更新したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
6065.12/14/2008
創り出す会の足音...No.103
2004年度 新しい学びの創造へ
・9月11日:握り寿司オプション
11日は、湘南憧学校の土曜開校オプションタイムの日だった。通常は平日に開校しているが、一ヶ月に一度だけ土曜日に開校し、子どもの興味を広げるための内容を用意していた。
11日のオプションリーダーは、事務局長のKさんとわたし。Kさんはカルタや地図で、子どもたちの知的好奇心を高めた。わたしは、ちょうど昼の時間に握り寿司の体験学習をした。
あらかじめカツオ・イカ・マグロを準備しておいて持参した。
また、早朝から起きて子どもと大人用の寿司飯も炊いた。それにまな板と包丁をもって11時ごろ、湘南憧学校に登場。早速、準備をしてレクチャーの始まり。
この日は、公立小学校の教員と校長先生も見学に来られた。湘南憧学校のAさんの学区の先生たちだ。しばらくAさんの様子を見て帰ったが、休みの日にわざわざ足を向けていただき、ありがたい限りだった。
そのAさん。6月のオプションの時には「やけどする」と聞いただけで、ドライアイスから逃げ回っていたのに、この日は、なんと包丁をもって握り寿司用の削ぎ切りに自ら挑戦した。わずか3ヶ月間で、ここまでトライするこころを育てた本人と教師たちをほほえましく思った。
わたしはたくさんの包丁を持っていった。
ふだん、子どもたちが家庭で目にするのは、おそらく三徳包丁だと思ったからだ。
包丁には、食材によってたくさんの種類がある。また、魚を調理するにはさらに複数の包丁がある。これは、わたしたちの生活が海の幸とは切っても切り離せない歴史と文化があるからだ。先人は、切り分ける部分によって、もっとも使いやすい道具を開発したのだ。
野菜を切る菜切り包丁。魚の背骨やえらをさばく出刃包丁と小出刃包丁。切り身を作る柳刃包丁。果物の皮をむくぺティナイフ。ひとつひとつを子どもの目線に紹介した。きっと、このようなことを公立学校で実演したら、そんな危険なことを子どもに見せるとは何事か!とクレームをつける人がいるだろう。でも、そうやって子どもたちから本物を遠ざけたら、子どもは社会との接点をどんどんなくしていってしまうのだ。
イカやカツオ、マグロを削ぎ切りする実演をした。
その後で「やりたいひと?」と聞くと、柳刃包丁の鋭利な刃先におののいたのか、元気そうな子どもも表情がこわばっていた。でも、勇気を出して立候補した子がいたので、怪我をしないように配慮しながら、握り飯用の削ぎ切りを教えた。初めて包丁を持つ人がいきなり削ぎ切りをするのは、本当はとても危険なことだ。あてがっているもう片方の手を包丁の刃で削いでしまう危険があるからだ。わたしは何度も指の皮を削いだ。
公立学校の先生と校長先生が、湘南憧学校で、どのように子どもが過ごしているのかに気を配り、週末土曜の休日に、わざわざ湘南憧学校まで足を運んでくださったのは、とてもありがたいことだった。
名前は在籍しながら、実際にはだれもいない机といすが毎日教室の一画にある。
ほかの子どもたちも「ここに座るべき子どもはどんな子どもだろう」と心配しているかもしれない。わたしたちは、不登校の子どもを公立学校に戻す手助けをしているわけではないが、だからといって接点を遮断するつもりもなかった。今回のように、Aさんを通してつながりあっている同じ「教育関係者」として、ともにひとりの子どもの現在と未来を考え、適切な学習機会の提供を尊重しあっていければと願っている。
握り寿司で難しいのは、手のひらの湿り気だ。まったく湿り気がないと、飯粒がくっついてしまって握り寿司にならない。逆に湿り気が多すぎると、水っぽくなって、飯粒どおしがくっつかない。ちょうどいい湿り気にするのは、感覚と経験だ。
子どもに水と酢の入った入れ物に手を入れさせ、手のひらに水気を広げさせた。ためしに、小さな団子を作る。そのときに、自分が水気が多かったのか少なかったのかがわかる。
最初のトライでは、多くが湿り気が少なくて、飯粒が手のひらにくっついていた。でも、経験を積むうちに湘南憧学校の子どもたちは、どんどん売り物に近い握り寿司を作れるようになった。ネタとご飯の合わせ方と、握り方を教えたら、たちまちいくつもの握り寿司が完成した。
「置くとこがないよ」
「じゃ、はじから食べちゃえ」
子どもたちは、作ったはじから、自分の握った寿司を口に運ぶ。ネタの鮮度がいいので、イカもマグロもカツオも、あっという間に完食。残った酢飯を最後は団子にして食べた。
6064.12/13/2008
創り出す会の足音...No.102
2004年度 新しい学びの創造へ
湘南憧学校では、4月の開校以来、子どもと教師の関係の構築を最優先し、外部への公開を行っていなかった。
開校から2ヶ月が過ぎ、教師たちの月例報告でも、確実に子どもと教師の関係が構築され始めたことを受け、6月から見学や取材の方を対象にした公開授業日を開始した。
公開授業日といっても、ほかの日と変わったことをやったり、見学や取材の方になにかをサービスしたりすることはなかった。
・6月12日(土)
最初の土曜開校日。
社会事業大学の学生Tさん、公立中学校の生徒Yさん親子と養護教諭の方が見学に来られた。(午前中)
午前中のメイン講師は湘南憧学校校長のIさんによるドライアイス実験。
いきなりマッチをすって口にくわえ火を消したIさんの
「ドライアイスは直接さわると火傷をするよ」の声に
「ひえー、死んじゃう」とおびえる声が上がった。
まずはローソクの火が水もかけていないのに、なぜか消えちゃう実験から
「なぜだと思う」「もう1回やって」
燃焼には酸素が必要なこととドライアイスは固体と気体にしか変化しないことをおさえる。
オレンジジュースにドライアイスを入れて、炭酸オレンジジュースを作った。
最初の火傷の話が尾を引いて、怖がって飲めない子どもがいるかたわらで、おとなたちは「冷たくておいしー」とちびちび飲んでいた。
仕上げは「いちごミルク」とドライアイスで、瞬間アイスクリーム作り。
これには火傷が怖いといっていた子どももスプーンをつけて食べていた。
段ボール箱と線香を使っての大砲作り。
ちょっとの刺激でダンボールのなかの空気が圧縮され、2mぐらい離れたローソクの火を消すことができた。その後、このダンボールは圧縮空気戦車として動き回ることに。
湘南憧学校では、いまの学校にいて閉塞感と拘束感に押しつぶされそうな子どもたちを、まずはまったりとのんびりとした時間と空間のなかで、こころとからだを解放することができる。この教育方法の確立のために、わたしたちは1999年から約100日に及ぶテストスクールを継続してきた。
6063.12/11/2008
創り出す会の足音...No.101
2004年度 新しい学びの創造へ
(2005.01.20レインボータイム)
1月20日(木)、晴れ。冷たい風が頬に吹きつける朝、部屋に入ると子どもたちもスタッフもすぐにストーブの周りに集まります。
ベーシックタイムを終え、今日は裏山にある公園でスポーツをすることになっていました。冬になりついつい部屋で過ごすことが多くなっていたので、公園に行くまでの急な坂道に息を切らしています。公園に着くと、ちょっと一休み。澄み切った青い空と一気に通りぬけていく風が気持ちよさに変わっていました。
午前中、この日のためにグローブを持ってきた子はさっそくスタッフとキャッチボールをしています。テニスをする子どもたちを横目に私は二重とびの練習をします。ふと見ると、テニスボールが思いもよらぬところへ飛んでいってしまい、草むらをかき分け探している子どもたちの姿。「この辺に落ちたんだけど見つからないなー」。そんな事をいいながら5分、10分と過ぎて行きました。「あった!」その子の言う方向に目を向けると上からも下からも手の届かない場所に黄色いボールが見えました。長い棒を持ってきて押し出すと、葉っぱだらけになって出てきた子どもが「ふう〜、やれやれ」とひと言。さて、再開しようとした時、向こうから「お昼にしよー」と声が聞こえます。
ご飯を食べ終えると全員で大縄をしたり、リレーをしました。プラスチックのバットをバトン代わりに、スタッフも含めてグランド1周を1人ずつ順番に走ります。最後の走者になり、すでに走り終えた子どもたちが縄跳びをゴールテープに見立てて待っています。テレビに出てくるシーンのように両手を挙げてゴール!子どもたちはキャッキャと大笑いをしています。坂を下り、部屋に戻るころには体も温かくなっていました。「今日のレインボータイムはいい時間の使い方をしたね」そんな子どものひと言が心に残りました。(J.Y)
6062.12/8/2008
創り出す会の足音...No.100
2004年度 新しい学びの創造へ
(2004.10.25運動会)
9月に子どもたちから「運動会がしたい」と聞いたとき、私は少しの驚きとたくさんの元気が湧いてくるような気がしました。子どもから、そして子ども達(複数)の中から意見が出てきたことが、私は嬉しかったのです。改めて時間をとり、どういうことがしたいのか聞いたり、おたがいに意見を出し合うと、○○食い競争やカルタづくり、ストラックアウト(ボールを投げたり蹴ったりして的にあてるゲーム)などなど・・・。子どもたちは「みんなと楽しみたい」という気持ちがあるのです。こうして「祭り」と命名されました。
夏の暑さもどこへやら。さわやかな風が吹き、晴れた10月7日。
この日は、祭りの準備をしました。それぞれ担当することに、どんな物が必要か考えました。カルタづくりを担当した子どもたちは、ひたすら画用紙を切っています。彼らの中の1人は、4月からカルタづくりをしています。例えば、図鑑を見ながら動物や海の生き物のカルタを作ったり、自分たちの知っているキャラクターカルタなど種類もさまざま。ふと目をやると、とてもきれいに線を引き、はさみで丁寧に切っています。当初、定規やはさみを使うのが少し苦手だった彼が、今では「幅は6センチ、画用紙を4つ折りにしてから切るんだよ」と他の子に教える姿も見られるようになりました。子どもたちのアイディアから始まったお祭り。さあ、どんなふうになるのでしょうか。
お昼前になり、ホットプレートを使って簡単ピザを作りました。スタッフのSさんが材料を準備をしてくれていました。作り方はとっても簡単。餃子の皮にケチャップをつけて、お好みでチーズ、ハムやサラミをのせて焼くだけです。Sさんが試しに1枚作ってみると、チーズがとろーり溶けて、熱でジュワジュワ音をたてています。
「じゃあ、作ってみようか」と言うと、子どもたちは好きな具をキープするように作り始めました。「おいしー!」という子どもたちとスタッフの声が聞こえます。今までにもホットプレートを使ってパエリアやポップコーンなどを作りました。ホットプレート1つでいろんな料理に挑戦できそうです。(J.Y)
6061.12/7/2008
創り出す会の足音...No.99
2004年度 新しい学びの創造へ
(2004.10.04暑い9月が終わりました)
その前の日は台風のために明日は休校になるのではないかと心配していましたが、目覚めると9月としては暑くピカーとお日様がでていました。朝、会う子供達はだるーそうなかんじでした。
そして、1日が始まりました
秋祭りの計画づくりを、それぞれアイデアを出しながらしました。それぞれ担当を決めて、準備をすることになりました。さあーどんなお祭りになるのか、楽しみです
レインボータイムに自分が今考えていることを色画用紙に好きなようにかいてみました。いまのところは、こんな感じというところまで、かきました。
つぎは、ホットプレートでポップコーンをつくりました。カチカチのコーンが少しふっくらして、ぱーんとはねる瞬間とパンパンと次々にはねる音と、香ばしいにおいができあがりまでワクワクします。そして、温かいポップコーンを食べる姿は、皆、本当に幸せそうです。美味しいものはだるーい気持ちをホワーと柔らかくしてくれます。
元気がでたので、お買い物をしながら、公園へでかけました。公園でもあまり元気がでないながらも、バドミントン、プラトンボ、氷鬼、シーソー、お絵かき、ゴム遊びをして過ごしました。
部屋へ戻ると、先に帰った子たちはカルタ作りをしていました。一人の子がビデオテープをもって、テレビの前にやってきました。午前中のレインボータイムのやりたいことの中には書いてなかったのにちゃんと準備をしていたことがびっくり。そういうことを色画用紙にかいてほしかったのに。もう一度、レインボータイムのこと、自分のしたいことについて、一人一人と話さなければならないことに気づきました。子供の行動から、スタッフが教えられて、毎回が積み重なっています。
最近、オプションかおでかけの日ばかりだったMちゃんにとっては満足度の高い1日ではなかったようですが、そういう日もあるものです。(K.S)
6060.12/3/2008
創り出す会の足音...No.98
2004年度 新しい学びの創造へ
(2004.10.03言葉遊び)
スタッフのオプションタイムとして、「言葉遊び」の時間を度々持っている。
先日はスタッフYさんが、漢字についての「言葉遊び」を行ってくれた。
まず登場したのは、三日月の絵のカード。
「ある漢字は、この形から生まれました。さて、何と言う漢字でしょう?」
「わかった!」
「これでしょ!」
「じゃあ、これは?」
と、お手製の絵のカードが次々現われる。
子ども達とやりとりしながら、漢字の成り立ちや辺と造りの話をするYさん。
次に、子ども達に自分の好きな本を持ってきてもらったので、その本の中から、にんべんの漢字探しを行った。
結構みんな真剣な顔。一人、3個から5個ぐらい見つけてノートに書いていた。
それぞれ発表してみると、同じ漢字がほとんどなくて、小さなホワイトボードには、ずらりとにんべんの漢字が並んだ。
「けっこうあるもんだね〜。」
「人に関係している意味が多いね。」
発言はなくても、他の子が見つけた漢字もノートに写している子もいたりと反応が様々で面白い。
その後も、Yさんお手製のつちへんの漢字模造紙や漢字(辺と造り)カルタで遊ぶ。
Yさんは絵がとっても上手で、どの教材もとっても素晴らしい出来映えだった。
「売り物になりそう!これで、資金集めしようかな?」と密かに思った私でありました。(H.H)