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原発事故に関するこれまでの情報
2011/4/1 save
事故収束「見通し難しい」…東電会長
毎日新聞
2011/03/31 1:13
福島第1原発事故についての会見で唇をかむ勝俣恒久東電会長=東京都千代田区内幸町の東電本店で2011年3月30日午後3時59分、長谷川直亮撮影 東京電力の勝俣恒久会長は30日の会見で、福島第1原発の事故収束や損害賠償、発電設備の復旧などについて「見通しは難しい」との発言を繰り返した。事態打開の総指揮を執るはずだった清水正孝社長が緊急入院し、トップ不在となった経営が混迷を極めるのは必至で、「会社存続の危機」との見方も強まっている。【三沢耕平、宮崎泰宏、永井大介】
「原発がどう落ち着くかなど、重要な要因がアンノウン(分からない)。言えることは、大変厳しい状況だということだ」。勝俣会長は苦渋の表情を浮かべた。
事故が長期化の様相を見せる中、原油高も代替火力の燃料費を押し上げる。東電は管内全域の原発の廃炉費用の約5800億円を引き当て済み。だが、1〜4号機は事故で放射能まみれとなっており、廃炉や損害賠償の累計額は数兆円規模になりそうで、自力ではまかないきれない可能性が高い。
一方、勝俣会長は残る5、6号機と福島第2原発の4基については「基本的な機能は維持できている。知事らの意見をうかがって(対応を)考える」と維持したい意向をにじませた。火力に比べて運転費用の安い原発は、基幹電源であると同時に収益の柱だが、仮に早期の運転再開を目指せば地元の猛烈な反発は必至だ。
勝俣会長は「できる限りスリム化を図り、民間企業でありたいし、最大限の努力をしたい」と述べたが、一部で国有化論などの「処理案」が浮上。東電が単独で生き残れるかは不透明だ。
さらに、清水社長入院は社員に大きな動揺を広げている。勝俣会長も高齢で健康面の不安を抱えており、同社全体に司令塔不在の危機感が強まっている。
「自分の口で説明したい」。清水氏は29日夜、側近にこう告げ、30日に自らの記者会見をセットするよう指示した。13日の会見以降、公の場に出ていないことに対する批判を受けたものだが、結局、体調を崩し入院した。
福島第1原発事故 県内の放射線観測データ 群馬
msn
2011/03/31 2:22
県は30日、福島第1原発事故の影響による県内の放射線観測データをまとめた。
◆空気中
県が県衛生環境研究所(前橋市上沖町)で29日午後8時〜30日午後7時に観測した毎時の放射線量は0・060〜0・055マイクロシーベルト。最大値は平常時の約3倍だった。
事故後、観測された最大値は15日午後1〜2時の0・562マイクロシーベルト。年換算すると約4923マイクロシーベルトで、胸部X線CTスキャンで浴びる放射線量(6900マイクロシーベルト)の10分の7程度だ。同課は「ごく微量で現状の数値では、ただちに健康に影響はない」としている。
◆水道水
同研究所が29日に採取した水道水から、「ヨウ素131」(1リットル当たり4・6ベクレル)▽「セシウム134」(同0・29ベクレル)▽「セシウム137」(同0・28ベクレル)−の放射性物質が検出された。
政府が健康に影響が出ないとして設けている制限値は「ヨウ素」が1リットル当たり300ベクレル、「セシウム」(134と137などの合計)は同200ベクレル。
基準値をはるかに下回ったため、食品安全課は「飲用にまったく支障がない」としている。
◆ちり、ほこり
28日午前9時から24時間に、同研究所の施設屋上に降ったちりやほこりから、「ヨウ素131」(1平方キロメートル当たり12メガベクレル、前日比5・7メガベクレル増)などの放射性物質を検出した。セシウムは検出されなかった。
環境保全課は「健康に影響はない」としている。
前橋地方気象台が30日午後5時に発表した31日の天気予報では、南部(前橋市など)は晴れで昼過ぎまで時々曇り、北西の風で日中はやや強く吹く。北部(沼田市など)は曇り時々晴れで昼前から昼過ぎは雪か雨、北の風の後に北西の風が吹く。
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