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学校線量20ミリシーベルト
福島の学校の放射線基準値を20ミリシーベルトとすることの是非をめぐって、新聞報道があります。
私も、子どもに20ミリシーベルトは高いな、と思います。これは、放射線関係の仕事をする人たちのための基準です。
しかし、これはその基準値をもっと厳しくしろ、という単純な問題ではないです。というのは、学校が危険なようなら、家庭でも同じように危険であることが予想されるからです。
放射性物質は、いたるところに降り注ぎました。学校の校庭の線量が高いようなら、庭も、公園も、空き地も、道路もみんな
同じような数値のはずです。
一般住宅ですと、屋内と屋外の放射線量があまり違わないとも言われています。
また、食品を通じて体内で起こる内部被曝が、まだ十分に調査されていません。チェルノブイリの事故後数年で、子どもの
甲状腺ガンが多発したことが知られています。
農産物は、同じ県内であっても、地域、気象条件土壌、作物などにより、放射能濃度はまったく違うはずなので、丹念な調査をするしかありません。しかし、現在、わずかなサンプル調査しかありません。
単に学校の基準をどうするかの問題ではなく、子ども一人一人にとってどうであるかと捉えないと、危険の見積もりと対策ができません。
学校の生徒も心配なのですが、乳幼児はもっと放射線に対する感受性が高いです。
情報提供者の方(古山明男さん)のブログです
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2011/5/4up