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飲料水中のヨウ素131の危険度

 雨が降ったため、水道水中に放射性物質(ほとんどがヨウ素131)が出始めています。
 昨日のデータで確認されています。
http://eq.sakura.ne.jp/
(このHPの上のほうに都道府県別の放射線モニタリングの状況が あります。各県をクリックしますと、時系列でグラフが示されています。その表の下に、「上水のモニタリングデータ」があります)

 ここにある数値は、Bq(ベクレル)/Kgという単位で、μシーベルトや、μグレイよりはるかに小さい単位で、粒子の数そのものを数えています。
 数ベクレル程度は、健康被害としてはほんとうに無視できる値です。

 しかし、今後この数値は上昇すると思われます。

 原発から出た放射性物質の一部は水蒸気や微少水滴について空中に浮遊しています。雨が降ると、それが一気に地上に落ちます。

 また、すでに地上に落下した放射性物質は、地表の雨によって集められて河川や湖沼に流入します。
 けっきょく、いままでの放出物質が、河川や湖沼の中に集まってくることになります。その河川や湖沼から取水していると、水道水に入ります。

 国の基準値は300Bq/kgです。これを超えるところが続出するのではないかと危惧しています。

 放射線は、これ以下なら絶対に安全という数値がありませんし、これ以上は絶対に危険という数値もありません。国の基準値以下だからいいということはありません。
 ヨウ素は身体のなかに蓄積される働きがあるので、できるだけ少なくするのに越したことはありません。

 しかし、代替手段が難しい状況では、300Bq/kgは、現実的に一つの目安にはなるかと思います。基準値を超えた場合は、摂取を控えることをおすすめします。

 関東圏では、これから数日程度、基準値以下であっても、水道水を身体に入れることは、できるだけ量を控えることをおすすめします。
 数値によって安全が確認された場合は、この限りではありません。

 活性炭浄水器は効果があります。(原理から考えてです。ヨウ素131は普通想定されませんので、データを示している例は確認できていません)

2011/3/23up