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第151回定例会 2010.7.24(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:4人

経過と予定

6月26日(土)第150回定例会 9:30から市民活動推進センターで・会報No.125発行

7月24日(土)第151回定例会 9:30から市民活動推進センターで

8月1日(日)「新しい公共」と多様な教育のためのオープンフォーラム13:00代々木八幡区民会館

9月25日(土)第152回定例会 9:30から市民活動推進センターで・会報No.126発行

10月23日(土)第153回定例会 9:30から市民活動推進センターで

2010年度の会報

発行月と担当者は次の通りです。

6月:山崎・増田 9月:小坂・兵藤 12月:十時 3月:池田・佐々木

2010年度の会員手続きが始まります。
6月の会報からは新年度の手続きをした方に会報を送ります。
会員更新の手続きは、従来どおり、年間3000円の会費納入のみです。

新しい湘南憧学校

新しい報告はありません。

新しい湘南憧学校

教育情勢をめぐる現場からの声

35人学級実現へ

中央教育審議会は、今後考えられるクレーマー対策や、新しい教育課程の実施に向けて、学級定数の見直しを提言した。 本格的な学級定数(1つの学級の基準となる児童・生徒の人数)の見直しはなんと30年ぶりとか。
本の学級定数は世界に類を見ない方式を採用している。学級定数という考え方そのものがない地域、アバウトな定数を基準にしている地域、アメリカのように厳格に定数を運用するところ(そのためにアメリカの多くの州では公立学校の学区が毎年変わるという)などが一般的だ。
現在の定数は40人だ。40人をこえると41人になり、2つの学級にしなければいけない。そのため、20人と21人の学級が誕生する。いま全国の小学校と中学校の一クラスの平均人数は20人台後半だという。平均するとそんなものなのだろう。もしも35人学級が実現すると、36人からは学級が増える。18人と18人の学級だ。それだけ教員を雇用しなければいけない。財政の裏づけがあるのか不安だ。ちなみに特別支援学級の在籍者は、藤沢市では小学校で20人前後の学級が増加している。そのうちに通常級よりも在籍者の多い特別支援学級ができるかもしれない。
1クラスの人数が少なくなる。それは、教員に果たしてゆとりをうみ、クレーマーに対して落ち着いた対応を可能にするのか。新しい教育課程の普及につながることなのか。不登校や一斉画一授業が、減少することにつながるのか。
わからない。

どこに軸足を置くか

文部科学行政は、政権与党によって左右される。いましばらくは安定的な教育行政は期待できない。
35人学級の実現は、民主党では実現するかもしれないが、政権が交代したら棚上げかもしれない。

すべての歳入が減少するなかで、公務員の給与は今後も引き下げられ続けるだろう。もっとも生活にお金がかかる時期に、毎年給与が減少する傾向が続く。公務員ではそういうことはないだろうという神話は崩れた。優秀な人材は、これまで以上に、公務員にはなろうとしないだろう。

学校教育に、独自の視点も目的もなく、ただひたすらに「学習指導要領」にのっとって、少しもそこからはみ出ない教育課程を実施することが管理職にとって重要なことになる。その傾向が強まっている。教育委員会は、まっとうな感覚のある人材を管理職に登用しない。しめつけても反発しない従順なひとを管理職に選ぶ。反社会的な行動をする管理職が誕生する。

創り出す会の新しい公教育の軸足は、どこに立てるべきか。
休みのたびに、鎌倉の山を散策し、頭をからっぽにして考えている。


このほかの情報は、こちらのコーナーに掲載しています。

これからの方向性について

7月11日の参議院選挙に向けて、各党の政権公約のうち「子育て・教育」にかかわる内容を対比検討しました。


NPO法人 湘南に新しい公立学校を創り出す会
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