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前日に伊豆のメラ漁港で釣ってきたメジナを持ってきてくれたmatuuraさん。
今回の炭焼きのメインのお刺身に使わせていただきました。上の写真にマウスをのせると、メジナが出現します。
いつもは、炭焼きというと大味な料理をみんなでつついていました。板場を担当してから、あのやり方は豪快でいいのですが、無駄なゴミが多く出てなんとかならないかなーと考えていました。豪快なため、みなさん、鍋の底や皿の端に食べかけを残したまま「以上」になっていたからです。
そこで、今回思いついたのが、大事につまみながら、味わいを楽しむ料理をはさめば、きれいに食べてもらえるのではないかということでした。上のメニューは「メジナのお造り」「マグロの紅白湯どうし」「とびっことわさび漬けの大根サラダ」です。
午前中から釜の周囲に集まり、準備が始まりました。先週のうちに釜に木を入れてあったので、お神酒を奉納して、校長先生に火入れをしてもらいました。
多くの人たちが、一昼夜の間に来訪するので、食べものや飲み物を絶やさないように、そして暖をとるための薪も潤沢に用意しておかなければなりません。炭焼き以外に、そうした準備が、本当はとても大変なんです。
昼食は大鍋(居酒屋「かわばた」のマスターaraiさんが持参)で、鶏肉のきのこ鍋を用意しました。板場でほとんど火を通してから、外の釜戸に運びます。鍋のとなりで、竹筒のおかんが始まりました。
板場の調理台は、昼食と夕食の準備で大忙しでした。そして、あたりが暗くなってきてからは、外の寒さに耐え切れなくなった人たちが集まり、調理台の周囲で「作ったそばから食べる」というおいしいとこどりをしていました。
とてもあぶらののったメジナだったので、ここはプロのaraiさんにさばいてもらいます。さすがプロの手並み。無駄のない包丁さばきで、コリコリの身が姿を現しました。

たくさんの人が集まって
笑い声が広がります。
たくさんの人が集まって
だれかの説教が始まります。

まずは、そうやって
顔と顔を合わせることをしないと
なにも生まれないし
なにも始まりません。