第178回定例会 2013.2.23(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:4人
経過と予定
1月26日(土)第177回定例会 9:30から市民活動推進センターで
2月23日(土)第178回定例会 9:30から市民活動推進センターで
3月23日(土)第179回定例会 9:30から市民活動推進センターで
4月27日(土)第180回定例会 and 総会 9:30から市民活動推進センターで
5月25日(土)第181回定例会 9:30から市民活動推進センターで
6月22日(土)第182回定例会 9:30から市民活動推進センターで
2012年度の会報
発行月と担当者は次の通りです。
6月:山崎・増田 9月:小坂・兵藤 12月:十時・佐々木 3月:池田
2012年度の会員手続きが始まっています。
6月の会報からは新年度の手続きをした方に会報を送ります。
会員更新の手続きは、従来どおり、年間3000円の会費納入のみです。
湘南より、教育提言を
_/_/いま神奈川県では_/_/
県立高校と市町村立小中学校の児童生徒の自宅へ教育委員会から、体罰に関する調査書が郵送されている。教育委員会の指導課が休日返上で発送作業に追われているという。学校に頼ると事実が歪曲されることを知事が恐れての措置だろう。体罰教師の報告は「この1年間で」という限定的なものだそうだ。過去にさかのぼれば、現役の管理職や退職したひとたちも大量に対象になるというのに。発送している指導課の主事たちも含まれるかもしれない。
名前を挙げられた教員は、その後、どうなるのだろうか?
_/_/大津市いじめ問題の第三者調査委員会が、報告書を大津市議会に提出_/_/
詳細な聞き取りと検討内容が記されている。
しかし大津市議会は一部しか内容を公開していない。
日本共産党滋賀県委員会が提出された報告書をインターネットで全文公開している。
しかし公開文書には黒塗り部分がある。「大津市が第三者調査委員会規則にそって「公表に際しては、プライバシーに配慮することとなっているため、その部分を保護した」ためで、「ご本人様の同意が頂けた場合は、改めて、その部分を開示した資料の提供を考えております」としています。」だそうだ。
報告書は120ページを越える膨大な文章なので、目次のみを紹介する。
目次
市長への要請
はじめに
活動の経緯
第1部 自死に至るまでの事実
第1章 事実経緯
1節 背景となる事実
1 本件中学校
2 当事者グループ
2節 Aに対する行為について
1 9月上旬
2 9月中旬
3 文化祭(9月28日開催)前
4 文化祭当日(9月28日)
5 体育大会当日(9月29日)
6 9月下旬(文化祭・体育大会の前後も含めて)から10月上旬
7 10月3日.10月4日
8 10月3日から10月5日頃
9 10月5日
10 10月6日
11 10月6日か10月7日の中間試験の時
12 10月7日
13 10月8日
14 10月9日
15 10月10円
16 10月11日
17 その他
3節 個別事項についての検討
1 自殺の練習と葬式ごっこ
2 万引きと金品の強要
3 自死前日(10月10日)夜のAからCに電話があったか否かについて
4 10月11日の朝のC.Dの行為について
4節 Aに家庭問題(特に虐待)があったのか
1 学校及び市教育委員会が指摘した家庭問題
2 調査によって明らかになった家庭の状況
3 市政育委員会が作成した「家庭内の状況に関わる聴き取り状況」
4 虐待行為の有無について
5 その他の家庭問題について
第2章 事実の考察
1節 本委員会のいじめの定義
2節 いじめの認定
1 認定の要件
2 具体的当てはめ
3節 自死の原因の考察
1 本委員会の視点
2 具体的考察
3 他要因の考察
4 結論
4節 本事案のいじめの特徴について
1 「仲良しグループ」から「いじめグループ」への変化
2 その他の特徴と課題について
5節 学校.市教育委員会のいじめ認定への考察
1 はじめに
2 事実経過と考察
3 まとめ
第3章 問題点
1節 いじめへの学校の気づき
1 はじめに
2 学校側が得た情報
3 学校側の認識及び認識の可能性
2節 問題点の指摘
1 教員によるいじめ認知の遅れ
2 実現しなかった教員間における情報の共有化
3 情報の共有化の基礎としてのチームワークの不足(教員間の風通しの悪さ)
4 生かせなかった副担任制度
5 学級運営上の問題点
6 いじめ対応と学校・教員の評価
7 いじめ防止教育(道徳教育)の限界
8 校長等の管理職の役割
9 大規模校が孕む問題点
10 実現しなかった教員と保縄者との情報共有
11 教員の多忙
12 講師身分の固定化
13 まとめ
第2部 事後対応
第1章 事実経過
1節 学校の対応について
2節 市教育委員会の対応について
第2章 問題点
1節 学校の事後対応の問題点
1 事実究明の不徹底
2 教員間の教訓の共有化の不存在
2節 市教育委員会の事後対応の問題点
1 平時における危機管理体制整備の欠如
2 市教育委員会の主体性、指導力の無さ
3 学校任せの事実解明(いじめの有無.自死との関係)
4 市教育委員会から県教育委員会.県教育委員会から文部科学省への報告の遅れ及び内容の杜撰さ
5 市教育委員会の委員の問題
3節 事件当事者としての学校・市教育委員会共通の問題点
1 初期対応の拙さ
2 事実調査より法的対応を意識した対応を取ったこと
3 調査の打ち切りが早いこと
4 事故への対応に主体性がないこと
5 自死の原因を家庭問題へ逃げたこと-組織防衛に走ったこと
6 学校、市教育委員会が自らの手で事実関係の解明をし、それを生徒、保護者に返すという意誠に欠けていること
7 地域関係者との連携の不備
8 調査の透明性を確保する必要性
9 報道に対する対応のまずさ
10 課題としての遺族への対応
第3章 その他の問題点
1 マスコミの倫理
2 思春期の子どもの心性
3 専門家の役割
4 文部科学省のいじめに関するデータの不十分一埋もれてしまった「いじめ」
5 過去における検証の不十分
6 保護者会(PTA)の自主性の欠如
7 本委員会のあり方に関する問題点
第3部 提言
はじめに
第1章 教員への提言
1 教員とは何か
2 教員の感性
3 いじめ認識、研修
4 チームワーク
第2章 学校への提言
1 学校とは何か
2 仕事の「選択と集中」による教員の多忙の改善
3 教育相談
4 生徒の学校参加
5 地域の学校参加
6 いじめをおこさないヒドゥンカリキュラム(学校の理念・伝統・文化)を!
7 事態沈静化の重視
8 いじめ加害者への対応
9 スクールカウンセラーのあり方
10 学校のあり方
第3章 教育委員会への提言
1 教育委員会のあり方
2 教員政策の問題点-市や県の問題
3 学校規模の適正化
4 教員の多忙の解消
5 全教員研修
第4章 スク」ルカウンセラーの運用の在り方
第5章 危機対応
1 学校の危機対応
2 教育委員会の危機対応
3 学校、教育委員会共通の危機対応
4 当事者へのケア
第6章 将来に向けての課題
1 学校内外に生徒がシグナルを発しやすい法制度の構築
2 いじめと司法
3 事後の事実解明一第三者委員会の在り方
本件中学校の保護者の皆さんへ
生徒の皆さんへ
最後に-成果と限界
委員・調査員名簿
資料
……
A4判で121ページもある調査報告書だ。
目次タイトルだけを見ても、内容が多岐にわたり詳細なことがわかる。
新しい湘南憧学校
NPO法人 湘南に新しい公立学校を創り出す会
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