第112回定例会 2007.2.24(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:10人
経過と予定
1月27日(土)第111回定例会 9:30から市民活動推進センターで
2月2日(金)湘南憧学校に学生の見学予定
2月3日(土)湘南憧学校・運営委員会・会報111号発送 湘南憧学校で
2月9日(金)湘南憧学校のオプションタイムに協力してくださる方来校予定
2月24日(土)第112回定例会 9:30から市民活動推進センターで
3月3日(土)湘南憧学校プレゼンターション・運営委員会・会報112号発送 湘南憧学校で
3月20日(火)湘南憧学校最終開校日
3月24日(土)第113回定例会 9:30から市民活動推進センターで
4月21日(土)第114回定例会 9:30から市民活動推進センターで
湘南憧学校
湘南憧学校の子どもの様子や指導方法の改善点などについては、
3月3日の運営委員会で集中的に行います。
また運営委員会の議事進行は、事務局で担当します。
学校近くの深沢児童館で、卓球をしてからだを動かしています。
こどものなかには、何分もラリーが続くこどもも登場しています。
また、23日には秩父宮体育館で、バドミントンをしてきました。
2007年度の会報
2007年度は季刊にして内容を充実させることにしました。
発行月と担当者は次の通りです。
6月:山崎 9月:小坂 12月:十時・駕籠六 3月:池田・佐々木
4月からの湘南憧学校
日々の活動を支援していただくボランティアの方を募集しています。
少しずつ、鎌倉在住の方や、教員を退職された方などの候補が上がってきています。
湘南憧学校三年間のまとめ
書式、プロットを検討し、役割分担を決めました。
1−1 表紙(十時)
1−2 目次(十時)
2−1 Aの育ち(学習・つながり・自己表現)・手立て・自己評価(晴山・山根)
2−2 Bの育ち(学習・つながり・自己表現)・手立て・自己評価(晴山・山根)
2−3 Cの育ち(学習・つながり・自己表現)・手立て・自己評価(晴山・山根)
3−0 各タイムの説明(晴山・山根)
3−1 ベーシックタイムで扱った言語・数の概念内容(山崎)
3−2 オプションタイムから(小坂)
3−3 ハーモニータイムから(晴山・山根)
4−1 データ(開校日数・ABCの出席率・見学者や取材者の内訳と人数)(佐々木)
4−2 湘南憧学校の四季(一日の流れ・一年の流れ)(佐々木)
4−3 支援のノウハウ(個人に即した支援の記録)(晴山・山根)
5−1 総合的に(湘南憧学校の目標への達成度)(池田)
奥付(十時)
用紙: A4横長
文字: 10.5から12フォント 明朝体 横書き 強調文字はゴシックでサイズはフリー
統一文字:わたし わたしたち こども こどもたち おとな 湘南憧学校 行い 行う
文末は常体
画像: 個人が特定されないもの グレースケールか白黒
印刷: 輪転機(白黒) 100部
3月24日に各自が原稿を持ち寄ることになっています。
担当になった方はお忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
湘南に新しい公立学校を創り出す会の方向性
12月から検討を重ねてきた、活動の方向性について、次の通り、確認がなされました。
わたしたちは1997年から、市民の力で新しい公立学校の設立を目指す活動を続けてきました。
日本の教育行政は、公立も私立もすべてを管轄しています。そこには、教育内容はもちろんのこと、教職員の給与や人事、そして、もっとも基本になる学校を設立する権利が含まれています。
諸外国に目を向ければ、市民が公立学校の設立を行政にはたらきかけて実現する仕組みがあります。その仕組みを日本国内にも実現できないものかと考えました。
しかし、それまで市民が公立学校を創る権利がなかった日本社会では、わたしたちの願いや活動はなかなか理解が得られないものでした。そこで、1999年から、まなびの主人公をこどもたちにした新しい学校を、夏休みや週末を使って、実験的に開校してきました。「どんな学校を創りたいのか」という疑問への答えを築き上げてきたのです。
2000年には神奈川県から特定非営利活動法人としての認証を受け、それまでの任意団体から理事会を中心に社会的使命を担う法人組織へと活動を発展させました。
この間、市民が創る公立学校を主たるテーマにしたシンポジウムを複数回開催し、一般の方々への啓蒙活動を行いました。また、藤沢市・神奈川県・文部科学省・国政政党へもはたらきかけを持続しました。
そして、それまでの会費・事業収益などを資金にして、2004年から平日にこどもたちのための学校「湘南憧学校」を開校しました。これまでの3年間、毎年6人程度のこどもたちが湘南憧学校で、自分にあったまなびを構築してきました。この間、教育学や社会学を専攻する大学生や起業家を目指す社会人の方にも興味をもたれ、毎年多くの見学者を迎えました。また、就学前のこどもをもつ保護者の方も見学に来られました。
湘南憧学校は、いわゆる不登校のこどもを対象にした学校ではありません。学校のビジョンに賛同するこどもと保護者ならば、入学できます。しかし、ビジョンに賛同して、公立学校を辞めてまで入学を希望するこどもと保護者は多くはありませんでした。また、官民で助成金や補助金が出されている不登校のこどものためのフリースクールとは違い、運営費をすべて自力でまかなう必要がありました。会場の賃料、教員への給与など、年間で相当額の費用を毎年捻出してきましたが、3年目を終えるにあたり、残念ながら次年度の予算の見通しが立たないことが判明しました。
そこで、法人が運営する湘南憧学校は3月をもって終了します。
いまも通い、次年度を期待するこどもたちのために、法人の正会員のひとりである増田康仁が中心になって個人経営のかたちのフリースクールとして存続することを決めました。これまでになかった教育相談体制の充実や、地域コミュニティとの連携など、新しいプランが、すでに検討されています。
法人の事業から、湘南憧学校を終了させることにともない、わたしたちの今後の活動の見通しを検討してきました。
まなびの主人公をこどもたちにしたいという願いで、湘南憧学校を開校することはできました。しかし、日本社会に市民が公立学校を設立できる仕組みを実現させることは、まだできていません。湘南憧学校の終了にともない、まだ実現できていない市民が公立学校を設立できる仕組み作りに向けて、新たな戦略で立ち向かうのか、湘南憧学校の終了を区切りとして、10年間におよぶ活動にピリオドを打つのかなど、内容的にシビアな検討を行いました。
その結果、いまの公立学校の問題点を明らかにしたり、逆に公教育に新しいアイデアを吹き込みながら、メンバー相互の情報交換を行い続けていくことが確認されました。また、フリースクールへの公的な助成についても、政策提言や関係機関へのはたらきかけなどを積極的に行っていくことになりました。
これまでの活動から、地方の小さな市民団体が、法律の改正が必要な活動を維持するには、大きな政治の流れに乗らなければ困難なことを痛感しています。創り出す会を始めた頃、法人になった頃、湘南憧学校を始めた頃には、まだフリースクールの響きは新鮮で、多くの方々が興味を示してくださいました。
さまざまな理由で、一斉指導や集団への適応よりも、少人数指導や個別支援の方がのびるこどもたちがいます。そういったこどもたちに、まなびのホームベースを提供していけることにつながる活動すべてを、これからの湘南に新しい公立学校を創り出す会の活動範囲として位置づけていく予定です。
定款の変更
2007年は現在の理事の任期が終了する年です。
これにともない、理事会・総会を経て、定款の一部を変更することを検討しました。
変更内容は理事の人数です。
現在は10人以上15人以下と定めていますが、これを3人以上15人以下に変更することになりました。
活動内容の縮小にともなって、理事の役割も変わってきます。
また、毎回の理事更新期に最低でも10人の理事を確保するのは難しくなっています。
そこで、特定非営利活動法人法の条文にしたがい3人以上にそろえることにしました。
NPO法人 湘南に新しい公立学校を創り出す会
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