湘南に新しい公立学校を創り出す会湘南スウィング授業


ジャガイモの話 part2


でかいイモ

人々は やっぱり 何が欲しかったかと言えば イモです。

ジャガイモの 花や葉っぱや根は はっきり言ってどうでもよかった。
とにかく

少しでも 大きい イモ

ひとつでも二つでも 数が多いほうがいい

というわけで

おまけに ジャガイモが「再生」で育つことを 知ってからは 少しでも大きく ひとつでも二つでも多くとれたジャガイモを 次の年の タネイモにしたというわけさ。

「うらめしやー」
あーあ ヒトの おかげで 花は咲いたり 咲かなかったり 咲いたところで 実なんか めったに できない 植物になっちまったよ
わたしたち ぼくたち「ジャガイモ族」って なんて かわいそうなんでしょう!


ねぇ
ただの「進化」じゃなくて「人為的進化」って 覚えている?

そう ヒトのせいで 動物や植物の形や性質が変わってしまうことさ。
ヒトの願い
やっぱり「チャーシュー」は忘れられないとか
イモは大きくてたくさんあるほうがいいとか
トウモロコシは粒が大きめ 数はたくさんのほうがいいという願いが
動物や植物の形や性質を 変えてしまったのさ。
(もちろん いろんなことを 研究してね)

ヒトにとって 都合のいい動物になったのを「家畜(かちく)」と呼ぶようになった。

ヒトにとって 都合のいい植物になったのを「栽培植物」と呼ぶようになった。

○○にとって 都合のいい人間になったのを「○○」と呼ぶようになった!

日本では ジャガイモは いつ頃から 栽培するようになったと思う?

A子ちゃん:かなり昔 弓矢をつかって 野豚を追いかけまわしていたころじゃないかな?

B夫くん:源氏や平家の武士のころじゃないかな?

Cちゃん:江戸時代じゃないかな?

Dボーズ:ポテトチップスをみんなが食べるようになったころだから20年くらい前ですよ

さぁ、どーれだ?

ジャガ・イモ

ジャガとは、ジャガタラ(今のインドネシアのジャカルタ)のことだそうです。

オランダの商船が ジャガタラから 日本にもってきたので ジャガタライモ、それを ちょっとちぢめてジャガイモになったようです。

で 日本では
1783年と1784年は大飢饉でした。
大飢饉というのは、お米などの農作物がちっともとれないことです。

食べ物がないと ヒトはとんでもないことをやらかします。本当に困ったもんだ

で そのころ、つまり江戸時代に ジャガタライモを栽培するようになったそうです。

Copyright(C)2014-
湘南レッツ
かさなりステーション www.shonansho.org/sasaki
Y.Sasaki